英語教材300冊以上を研究し、英語学習者3000人を指導した過程で英語学習のお悩みを解決したメソッドを提供する、あなたの夢を叶えるための英語基礎回路Build Up英語コーチ、英語講師、実務翻訳者のおのだ Maryです
TOEICといえば「公式問題集」
TOEICを主催している団体が出しているものなので、受験すると決まったらまずはこれをお手元に用意する方は多いのではないでしょうか?
ところが、私が担当している初級クラスにこの公式問題集を見せると、「撃沈」します。
なぜなら、英検と違って、どの学習者も同じ問題だからです。
英検は、5級、4級、3級、2級、1級(準は省略しました。)とレベル別になっているので、対策教材も自分のレベルに合ったものを選べます。
しかし、TOEICは現在300点であっても、900点台であっても問題は同じなのです。
基本的に、500を超すまでは公式問題集を活用するのは、あまりお勧めしません。
あまり・・・というのは「絶対に」ではありません。
例えば大学受験のときに英語は一生懸命勉強をして偏差値60以上を取ったことがあるという方は、今のスコアがたとえどんなであっても「忘れている」だけですから、多少、四苦八苦してもなんとか活路を見出すことができるでしょう。
私は、10年間英語から離れて、さてTOEIC公式問題集をーと思って手に取ってみたところ、リスニングはすぐに子守唄になりましたし、リーディングも30分くらいで頭が疲れてしまいました。
でも、一度英語である程度のところまでいった自負があったので、根性でまずは2回ほどまわして、
そのパート別に必要な勉強を考えて、適切な対策問題集を勉強、、、というか練習をしました。
ただ、今までそれほど英語が得意!と思ったことがない方は、おそらくその量に圧倒され、リスニングの速さに圧倒されるかと思います。
ですから、まずは500点までは、別のルートでしっかり基礎基本を固める方が近道です。
では、500点以上の方で公式をどう活用するかですが・・・
基本的に3回はまわしましょう。
1回目 時間を測って解いてみます。
500台の方-とても疲れるでしょう。
600台の方ー疲れるでしょう。
700台以上、時間配分の感覚を意識できるようになります。
ここで採った点数がTOEICスコアです。解いてみてわかると思いますが、TOEICは時間との戦いです。
(余裕で10分くらい余る方も満点講師の中にはいらっしゃいます。)
次に2回目。
時間無制限で解いてみましょう。
ここで解けたスコアは、あなたの英語の実力です。
1回目と2回目で誤差が大きかった人は、時間の問題なので、公式問題集を解きまくたっり、音読をしたりしましょう。
ここで、復習をします。
間違った問題は、なぜ間違ったのか、正解にするにはどういう考え方が必要かを意識して復習します。
出来れば、自分が家庭教師になったつもりで、正解に導く道筋を人に説明できるまで納得して理解しましょう。
そうしたら、音読をしてください。
全てのパートを音読です。
リスニングだけが問題という方は、ディクテーション、リピーティング、リプロダクションをしてみてください。
シャドウイングができれば完璧ですが、これには「発音」を学ばないとあの速さでシャドウイングをするのは難しいです。
990点目指す人はやってみてください。
そして、一通り復習をしたら、
3回目 もう一度解いてみてください。時間を測るのがベストです。
公式問題集は、お値段もそれほど安くありませんので、「使い倒しましょう」
そして、解き終わったらそれで終わりではなく、リスニングは聴いたら全部わかるくらい何度も音声を聴いてください。
どうでしょう?
お腹いっぱいになりましたでしょうか?
TOEIC公式問題集、ぜひ500以上の方はチャレンジしてみてください。
500行っていないけど、どうしても公式なるものをみてみたい・・・やってみたい・・・
という方向けの活用の仕方は、また後日ご紹介します。
根性がいります・・・。私なら、レベル別対策市販教材をやると思いますが、でも公式の英語はとてもスマートで美しいですよね。
その気持ちもわかりますので、次回ご説明いたします。
500行くまでに、TOEICまずはこれ!の体験会を2月下旬に行うことにしました。
英語の勉強、伸び悩んだら文法に戻るのが一番しっくりくるような気がします。
私は語学も数学のように「すっきり感」を大事にしています。
よろしかったらご参加ください(^_-)-☆
英語は地球上の4分の1の人が使っている言語です。英語を使える人が増えれば相互理解が広がります。相互理解は広がったら、この世界はもっと美しくなると思いませんか?