論理療法を確立し、認知行動療法の基礎を築いたアルバート・エリス。




彼は若い頃、極度の「女性恐怖症」でした。自分の大きな鼻にコンプレックスを持っていたようです。今でいうイケメンでもありませんでした。


なんとかして「女性恐怖症」を克服したいと考えたエリスは、「100人の女性に声をかけ、デートを申し込む」という課題を自分自身に与えました。




緊張して奮えながら、女性に声をかけ始めたエリスですが、数を踏むごとに苦痛から解放され、次第にこのアクションを楽しめるようになったそうです。

残念なことに、デートにこぎつけた女性はたった一人でしたが、逃げ出したりする女性はいませんでした。



この勇気ある挑戦によってエリスは、「不安はあったけれども死に至ることはない」という一つの教訓を得ます。



「できるなら立派にやりたい。
できるなら愛されたい。
できるなら生活は満足できるものであってほしい。
しかし、もし私の思い通りにならなかったとしても
それはとても残念なことではあるけれど、
この世の終わりというわけではない」



エリスのこの名言は、こうした経験から生まれたもの。
自身の思い込みを修正しいったエリスは、後にモテる男に成長しました。




心理療法やキャリアカウンセリングにも効果的なABCDE療法、エリスの論理療法は、エリス自らが、自分の恐れ(と思い込んでいた)を手放すためのトレーニング(女性に話しかけること)によって、自分自身の思い込みの間違いを知ったことも、大いに役立ったに違いありません。
     
      


     
      
女性と話せない       A 
Activating event (出来事)
女性は恐い         B 
Belief (信念・固定観念)

どきどきして話せない    C
 Consequence (結果)
女性は自分に冷たくなかった D 
Dispute (論駁・否定)

ということは自分の思い込みが間違っていたので・・・

女性は恐いとは限らない   E 
Effect (効果)
       
       


     
      
自分の思考の流れを書き出してみると、自分の強い思い込み、イラショナルビリーフ(非合理的な信念)をラショナルビリーフに変える(固定観念を否定する)トレーニングに役立ちますよ。
       
   



未来を創る学校はオンラインの学校です。

いろんな心理学を学んで、自分の人生に生かしていきましょう♬


 
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善き一日をお過ごしください(╹◡╹)♡