モリムラ@ミュージアム【「私」の「タニン」、「他人」の「ワタシ」。】

 





 

前から行きたかった 森村泰昌の美術館に行ってきました。

 



 

 

「私」の「タニン」、「他人」の「ワタシ」。展覧会

会期は 昨年の11月から 2025年4月6日までです。

ミュージアムは、毎週 金 土 日 12時から18時まで開館しています。

 

常に開館している美術館ではないので、これまで なかなか行くことができませんでした。

 







森村さんは、大阪出身です。

大阪府立高津高校のご出身なので、おそらくミュージアムがある北加賀屋あたりに

ご縁があるのかもしれません。

 



 

ミュージアムのある北加賀屋は、地下鉄西梅田駅から四つ橋線でなんばを超えて

北加賀屋駅の近くにありました。








 

私は、北加賀屋は初めての町。

まず、驚いたのは、町のあちこちに現代アートの作品が点在していることでした。

 

「いったい 北加賀屋は どないなってんの?」

 

北加賀屋は、大阪港に近い街です。

今は、埋め立てて北港は住之江公園駅やら新しい街が伸びています。

昔は、北加賀屋周辺が、港だったかもしれません。

 

 

大阪万博が開催される南港周辺も、埋め立て地です。

 

 



 

とにかく、初めての北加賀屋は 町工場とマンションと古い木造家屋が混在する

昔の大阪にタイムスリップしたような不思議な街並みでした。

 

モリムラ@ミュージアム

 

 

良かったです。

私個人の感想なのですが、森村さんのお人柄と個人所蔵(森村さん所蔵作品)

の展示が、なんとも、心が伝わる展覧会でした。

 

 

以下は モリムラ‘ミュージアムのHPより抜粋しました。

 

モリムラ@ミュージアムの第10回展「『私』の『タニン』、『他人』の『ワタシ』。」では、「私(森村)」が「タニン」に扮するセルフポートレイト作品と、森村が被写体やモデルとして関わった写真家、画家、彫刻家たち(=「他人」)が写したり描いたりした、いわば “他人名義の「ワタシ(モリムラ)」”が競演します。

「ワタシ」は「私」、それとも「他人」?
「タニン」は「他人」、それとも「私」? 

 

森村さんは、他人になりすますというか

擬態というか(うまく書けない)作品軍がありますが

その他人と私との競演、セルフポートレートの過程や制作意図が

詳しく伝わる展覧会でした。



他人と私の境界は

どこにあるのか

とても、興味深い考察です。





 

とくに、注目したのは 船越桂さんと森村さんの作品です。

お2人は、同年齢で、大変仲が良く交流されたようです。

 



 

 

フリーダカーロの作品では、生と死を行き来し壮絶な人生を送ったフリーダを

森村さんの優しい目が筒んでいるように思いました。

この作品の「生」という書は、森村さんの書道作品だそうです。

 

 



 

 

肖像歩く人

この作品制作時には、まだPhotoshopのillustratorもソフト開発されていませんでした。

これは実写で、工夫して作り上げています。

今では、ソフトを使って3Dでも2Dでも自由に画像操作できます。

しかし、ソフトがない時代に、思いつく才能と創作意欲は、前人未到の領域に踏み込む情熱だと思います。

 

 

 



 

また、作品群を観ていると、有名なアーティストとのコラボが多い中

無名の学生や新人作家とのコラボがあり、森村さんの価値観を感じました。

有名な人かどうかではなく、若い新人とも、同等に相対する姿勢は感服します。

 



 

それこそが、森村さんを慕う多くの若い人を呼んでいるのかもしれません。

とかく美術界は、「〇●会」入選歴とか、個展評価歴とか、誰に師事したとか

厳しいのです。







 

ライブラリー室

本棚があって「森村泰昌が1985年に《肖像・ゴッホ》を発表してから現在に至るまで、約40年間にわたって収集されてきた森村泰昌関連の書籍・雑誌等が閲覧できます。なかには、今では手に入らない貴重な資料も。

閲覧をご希望の方は、館内のスタッフにお声掛けください。HPより抜粋」

 



 

ここには 何気なく 篠山紀信さんが撮影した原盤が展示されていたり、

お宝作品が、ありました。

学芸員の方が 説明してくださって、学芸員の方の「森村愛」に触れました。

 

 

 



 

 

映像作品も見ごたえがありました。

夢の家 1995年/15分/ビデオ

 

夢の家フグラー邸宅に森村さんとフグラー和さん(アーティスト)らが映る映像作品

フグラー邸は、いまはもうないそうですが、スイスの銀行家フグラーさんが

日本人女性と結婚し、建てた邸宅だそうです。

和洋折衷ですが、日本人が建てた和洋折衷とは、全く違う建物でした。

まさに夢の家です。

 

 



 

 

こうして 予想外に充実したモリムラ@ミュージアム。

 

 

このあと、初めての北加賀屋散策で さらに うきうきしました。

北加賀屋レポートは また 後日の日記でご紹介します。