久しぶりに、大阪に帰ってきた従姉と
大阪大学博物館に行きました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240617/19/utopia-0227/37/22/p/o1080072815452744829.png?caw=800)
私の運転で、あちこち観光しました。
しっかりものの従姉と、一緒なので
指示通りの行脚でございました。
藤野升八郎、藤野厳九郎、藤野恒三郎
3人の藤野先生は、それぞれ医師です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240617/19/utopia-0227/cd/55/j/o0810108015452741759.jpg?caw=800)
藤野升八郎(1819〜1882)は、越前(現あわら市)の医師で、大阪の適塾で、緒方洪庵と交流しました。
巌九郎は、升八郎の三男で、東北大医学部の教授。
文豪魯迅を熱心に指導しました。
魯迅が終生尊敬した源九郎を、魯迅は自伝的回想録「藤野先生」に書きました。
升八郎の孫、恒三郎は、大阪大学微生物病研究所長。
腸内ビブリオを発見した功績。
適塾を通して、司馬遼太郎と親交を深めました。
従姉と私が、この展覧会に行ったのには、理由がありました。
こちらの3人は、私たちの母親の里のお店に、よく来てくださったのです。
私の祖母や親たちと交流がありました。
私達の親の里は、和菓子屋です。
3人の先生は、和菓子を召し上がり、また、お土産としても、重用してくださいました。
召使ではなく、ご自身で買いに来てくださったようです。
その折には、少しも偉そうではなく
口数少なく、ひとつひとつお菓子を選んでいらしたそうです。
その風情が、ちょっと個性的なので
従業員が「アレは、だれか?」と祖母に聞くと
祖母は
「あちらは、藤野先生。」
と答えたそうです。
そんなことで、従姉は、なんとしても
この展覧会に行くのだと
言うのでした。
大阪大学は、従兄の母校でもあり
お土産に、マチカネワニのキーホルダーを
買いました。
大阪大学豊中キャンパスは、豊中市、池田市にまたがる広大な敷地です。
古代は、水辺でしたが、今は、山(丘陵)です。
待兼山から、恐竜のようなワニの化石が出ました。
池田市近辺は、実は、古墳群があります。
前方後円墳や円墳。
古代の大阪には、マチカネワニがいたのです。
従姉と、ランチ(写真撮り忘れ)コースを頑張って食べました。
2人とも60を過ぎて、食が細くなり、コースは多すぎました。
その後、車でモールに行き
100歳のおじから 頼まれた買い物をしました。