久しぶりに、大阪に帰ってきた従姉と

大阪大学博物館に行きました。





館内撮影禁止





私の運転で、あちこち観光しました。


しっかりものの従姉と、一緒なので

指示通りの行脚でございました。


藤野升八郎、藤野厳九郎、藤野恒三郎

3人の藤野先生は、それぞれ医師です。





藤野升八郎(1819〜1882)は、越前(現あわら市)の医師で、大阪の適塾で、緒方洪庵と交流しました。


巌九郎は、升八郎の三男で、東北大医学部の教授。

文豪魯迅を熱心に指導しました。

魯迅が終生尊敬した源九郎を、魯迅は自伝的回想録「藤野先生」に書きました。


この時代の人は、すごい




升八郎の孫、恒三郎は、大阪大学微生物病研究所長。

腸内ビブリオを発見した功績。

適塾を通して、司馬遼太郎と親交を深めました。



従姉と私が、この展覧会に行ったのには、理由がありました。

こちらの3人は、私たちの母親の里のお店に、よく来てくださったのです。

私の祖母や親たちと交流がありました。

私達の親の里は、和菓子屋です。

3人の先生は、和菓子を召し上がり、また、お土産としても、重用してくださいました。


魯迅




召使ではなく、ご自身で買いに来てくださったようです。

その折には、少しも偉そうではなく

口数少なく、ひとつひとつお菓子を選んでいらしたそうです。



その風情が、ちょっと個性的なので

従業員が「アレは、だれか?」と祖母に聞くと

祖母は

「あちらは、藤野先生。」

と答えたそうです。



そんなことで、従姉は、なんとしても

この展覧会に行くのだと

言うのでした。



大阪大学は、従兄の母校でもあり

お土産に、マチカネワニのキーホルダーを

買いました。

大阪大学豊中キャンパスは、豊中市、池田市にまたがる広大な敷地です。

古代は、水辺でしたが、今は、山(丘陵)です。

待兼山から、恐竜のようなワニの化石が出ました。

池田市近辺は、実は、古墳群があります。

前方後円墳や円墳。

古代の大阪には、マチカネワニがいたのです。






画像はネットよりお借りしました

↑体長7m  30〜50万年前 大阪大学から出土


従姉と、ランチ(写真撮り忘れ)コースを頑張って食べました。

2人とも60を過ぎて、食が細くなり、コースは多すぎました。



その後、車でモールに行き

100歳のおじから 頼まれた買い物をしました。