あちこち出かけているのですが
ブログを書くのをサボる病に罹患しております。
奈良で購入した御香をたいて
治療しています。
さて、効き目はいかに?
ゴールデンウイークの飛び石の平日に
行きました。
平日なら空いていると、思ったんですね。
ところが、平日であるにもかかわらず
奈良は、とんでもない大混雑でございました。
ほぼ、海外からの観光客。
ここは、奈良か?日本か?と訝しくなるほど
どこもかしこも、異邦人。
今回私は、奈良斑鳩ワン・デイパスを購入しました。
自宅最寄り駅から奈良市内の交通がフリー。
大阪地下鉄もフリー。
さまざまな施設が割引になります。
かなりお得です!
奈良は、見どころ場所が、点在しており、移動の交通手段が、複雑です。
ここが京都と異なる点です。
奈良は、観光に力を入れているので、これから楽しみです。
さて
空海展。
アジア系と日本人で大混雑。
並ぶほどではないのが、さすが奈良。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240503/13/utopia-0227/79/6f/p/o0680108015433717274.png?caw=800)
密教美術好きの私はとしては、
『あらー!』
とため息の連続でした。
館内撮影禁止。
仏様の魂を抜いてあるとはいえ、祈りの対象なので
仕方がないでしょう。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240503/13/utopia-0227/88/02/j/o1080081015433704999.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240503/13/utopia-0227/11/55/j/o1080081015433705009.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240503/13/utopia-0227/68/44/j/o1080081015433705015.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240503/13/utopia-0227/3d/67/j/o1080081015433705022.jpg?caw=800)
今のところ、まだ、少し拝することができます。
展覧会は、国宝だらけ。
国宝 五智如来坐像 京都安祥寺
五体が、お出迎えの第1室。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240503/13/utopia-0227/8c/3e/p/o1054075015433718073.png?caw=800)
見どころ満載なのですが
かいつまんで
室生寺の両部大壇具
これは、密教の祈りのときに使う道具を並べたもの。
これ自体が、曼荼羅を表しています。
独鈷杵 三鈷杵 五鈷杵
観ているだけで美しくARTでした。
お寺では、遠くからしか見えないので
近くで観るのは、ありがたい。
法具としては
空海が唐から持ち帰ったものが、見どころでした。
これは、空海が唐から持ち帰る物を記録した文書で確認できます。
国宝
金銅密教法具
錫杖の頭
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240503/13/utopia-0227/07/93/p/o0741108015433717276.png?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240503/13/utopia-0227/30/8b/p/o0685108015433717278.png?caw=800)
今でも、密教では、これらの法具を使いますが
空海が持ち帰った法具を忠実に継承していることがわかります。
空海が、唐の恩師恵果から賜った
国宝 諸尊仏龕。
携帯用の仏像入り箱とでもいいましょうか。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240503/13/utopia-0227/f4/b2/p/o0865108015433717280.png?caw=800)
空海直筆の経典や手控え
最澄への手紙
空海の勉強した書
とにかく、言葉で説明するには、あまりに
気高くて、至りません。
今回の展覧会では
インドネシア国立中央博物館から
金剛界曼荼羅彫像郡が来日したことです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240503/13/utopia-0227/21/8f/p/o0573108015433717282.png?caw=800)
曼荼羅を、立体の彫像で表現した逸品です。
修復を日本から指導し、今回の展覧会のために
修復しました。
像は、小さいのですが、インドの香りをまとった
秀逸な彫像です。
曼荼羅は、平面ではなく
球体、宇宙を表現したということが
理解できる展示でした。
画像は一体ですが、展示では
たくさんの彫像がお出ましでした。
インドネシアは、現在はイスラム国家ですが、
バリ島など仏教系の地域があります。
国宝 高雄曼荼羅
京都 神護寺
神護寺の4メートル四方の曼荼羅
濃い青紫の地に、金銀の線描き。
長く修復期間がありました。
神護寺は好きで、行くのですが
この曼荼羅の御開帳は、なかなかありません。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240503/13/utopia-0227/bb/e3/p/o0847108015433717289.png?caw=800)
画像では、暗いですが
実物は、濃いむらさきがかった紺色です
見ることができて、良かったです。
最澄から経典など唐から持ち帰ったものを
貸してほしいと頼まれた空海
空海の返事の書状が、残っています。
人柄が偲ばれる温かい手紙です。
生の人間同士の息づかいが聞こえるようで
感動しました。
惜しげなく貸し出しております。
コピー機がないので
手書きですから
それこそ、渾身の資料。
最澄のほうが年長ですし、地位もありました。
空海が、今も信仰されるのは、空海の人柄もあったかもしれません。
お天気が良かったので
お寺をめぐりました。
ランチは、手持ちのお弁当を公園で。
国宝28点
奈良国立博物館