ビジネスに生かす東洋哲学 -62ページ目
<< 前のページへ最新 | 58 | 59 | 60 | 61 | 62

有徳経営研究所の名前の意味とこのブログについて①

皆さん、こんにちは。有徳経営研究所(株)代表の笠倉健司です。

有徳経営研究所の社名の由来については、会社のHPの会社概要のページにも書いております。しかし、経営者ではない方には、ピンと来ないかもしれません。



実は、私も、49年生きてきて、会社の経営者になったのは、今回が初めてです。経営者になってから、まだ、3週間という初心者です。

私は、公認会計士ですが、199210月に公認会計士2次試験に合格してから、20109月末まで、約18年間、ずっと監査法人に勤務するサラリーマン会計士でした。


特に、最初の15年間は、あずさ監査法人という3大監査法人の一つに勤務しておりました。あずさ監査法人は、私が入社したときでも、すでに、1千人を軽く超える規模の大企業でしたが、退職した時には、内部統制監査の導入などもあって、5千人規模の大組織になっておりました。私が属する一つの事業部の所属人数が300人を超えておりましたから、同じ、事業部に属していても、顔と名前が一致しない人もたくさんおりました。



公認会計士の場合、忙しい時期ほど、社内におらず、監査先企業に朝から深夜まで張り付いておりますので、事業部全体の会議などは、年に1回か2回くらいしか開けず、同じ監査チームもしくはプロジェクトチームに配属されないと、顔を合わせるチャンス自体が大変少なくなります。

そのため、同じ監査法人の同じ事業部におりながら、顔と名前が一致しない人がたくさんいるという奇妙な状況になります。これは、監査法人の特殊な性格によるものですから、仕方がありません。



閑話休題(それはさておき)、サラリーマンであるとはいえ、公認会計士として18年間も監査法人に勤務してきましたから、経営者(社長、会長など)や部長、役員など経営幹部の方とお話しする機会も多く、しかも、監査の過程で、会社の帳簿の内容を詳しく見ます。


会計監査は、会社の財布の中身を見ているようなものですから、結果的に担当会社の経営状況がよく見えてきます。そうなると、経営者の気持ち(喜びや悩み)も、かなりわかるようになりました。


とはいえ、自分はサラリーマンですから、当然、組織のサラリーマンの気持ちもよくわかります。

監査法人に長年勤務したおかげで、経営者の視点と経営者に使われるサラリーマンの視点と両方を理解できるという貴重な体験を積むことができたと思います。



経営者とサラリーマンに共通するものは何か?と考えたときに、おのずと浮かんできたのが、「経営」という視点です。

経営者は、会社を経営することが仕事ですが、

サラリーマンであっても、「自分会社」の経営者であるという点は、共通するのではないかと思うようになりました。


いや、サラリーマンに限らず、学生でも、主婦でも、退職後の熟年世代にしても、すべての人にとって、「自分の人生をどのように経営していくのか」という視点は大事ではないかと思います。そういう視点をもつことで、より良い人生を送れるのではないでしょうか。        (続く)





http://www.utok.jp/











<< 前のページへ最新 | 58 | 59 | 60 | 61 | 62