サブタイが「More haste, less speed(急がば回れ)」なんですが、さすがに直訳すぎるだろ。


そんな事はさておき、

トレンド3位!

いやー、予想通りのたきな回でしたね。でも予想以上の内容でした。

たきなの複雑な心理描写を丁寧に描いて、30分かけてきちんと話を纏めた回でしたね。
正直たきなが千束に心を許すのはもう少し先かなと思ってたんですが、この回だけで無理なく心境変化を描き切るのは流石というほかないです。

なので後述しますが、今回の振り返りはほとんどがたきなに関するものです。

1話で千束の人物紹介、2話で千束の異常な戦闘力と過剰なまでの生に対する拘り。そして3話でたきなの心理変化を描き、恐らくここまでがプロローグ。
先行上映でもここまで上映していたみたいですし。
これから改めて物語が始まるかと思うと胸が高鳴ります。

あと今回は流石にないと思っていたバトルシーンも無理なく取り入れ、千束を理解しているフキ故の戦い方も熱かったです。ただ千束が無双するだけじゃなかったというがまた。たきながいてこその着地点でしたからね。

あ、放送後にTwitter見てたら百合言うてる人がいたけど、個人的に百合はあまり好きじゃないからそっち寄りは避けてほしいなぁ。

という事で珍しく普通の感想を書いたところで、ここからはいつもの振り返り。
あ、あとがきにてもう少しだけ感想を書いてますので最後までお付き合いいただければと。

【たきなの葛藤】
千束がリコリスのライセンス更新の為にDAに向かうと聞いたたきなは、楠木司令にDA復帰の直談判をすべく千束と同行します。


雨の電車に揺られる二人。自らDAへの同行を希望したものの、活路を見い出せないたきなは悩みます。


DAに着きますが、ここでのたきなの評価はだだ下がり。指令無視どころか「仲間殺し」「味方を病院送り」などと、背びれ尾ひれのついた噂が流れていて複雑な感情を抱きます。


それでも楠木司令に「銃取り引き事件の手がかりを掴んだのでDAに戻してほしい」と訴えますが、「戻れると言った覚えはない」と一蹴。

納得がいかないたきなに対し、フキは模擬戦を持ちかけてたきなの無能さを自覚させようとします。
これに千束が乗っかるも、たきなの想いは揺れ動いたまま。



リコリスが好きな場所である噴水にいるたきなを見つける千束。たきなに共感しようと寄り添おうとしますが、有能な千束と違いここにすら居場所がないとたきなは千束に反発します。

珍しく感情を爆発させるたきな。
そんなたきなに対し、銃取り引き事件の真実を告げる千束。
ハッキングされるはずのないラジアータを乗っ取られ、偽の取り引き時間を掴まされたばかりか大事な場面で通信障害により指示が出せなかったDAに問題があり、それを全てたきなの責任に押し付けたという事を。

もちろん理不尽だと反発するたきなに対して、しらを切られるだけだと制する千束。




その代わり、千束はたきなを抱きしめて自身の想いを伝えます。
「たきな、今は次に進む時。失う事で得られる事もある」
「お店の皆との時間を試してみない?」
「遅くない、まだ途中だよ。チャンスは必ず来る。
その時、したい事を選べば良い」
と。
今度は戸惑いの表情を浮かべるたきな。

たきなをその場に残し、千束は模擬戦の場へと向かいます。

【たきなの決断】


模擬戦が始まっても結論を見いだせないたきなでしたが、一筋の光と共にある決断を下します。




模擬戦に途中参加したたきな。フキを一発ぶん殴り、そのままフキに銃口を向けます。
フキとたきな、両方の射線に入り戸惑う千束ですが、たきなの意図を感じ取り、敢えてたきなの射線を読んで銃弾を躱します。
たきなの銃弾は無事にフキに命中し、千束とたきなの勝利で幕を閉じます。


勝負に勝ちたいならわざわざ殴らず、後ろから撃てば良かったのではないかと主張するフキに対し、「これでおあいこですね」と言い放つたきな。
以前、銃取り引き現場でエリカを殺しかけたたきなを殴ったフキへの意趣返しです。



行きと異なり夕暮れの日差しが残る帰りの電車。
千束の隣に座るたきな、千束の飴を素直を受け取ります。

自分を狙って撃ったのかと聞く千束に対し、避けると思ったと返すたきな。


「非常識な人ですよ、『千束』は。」


千束と二人でリコリコに帰るたきな。
自分の本当にやりたい事を見つける為、千束とバディを組む決断を下したのでしょう。
「More haste, less speed」急がば回れ。

【フキと千束】
本格的に出てきた春川フキ、千束に過剰なまでのライバル心を見せています。


千束「あんだとてめぇどこ中だこらぁ!」
フキ「頭の中までゴム(※)になったのか、電波塔の麓で一生茶でも入れてろや!」
サクラ「アンタら、仲イイっすね…」

※千束が普段使っている銃弾はゴム弾(非殺傷弾)。


ただのアホ呼ばわりしてみたり。

また戦闘中でも千束と長い付き合いを垣間見せるフキ。


背面射撃(?)で千束に射線を見抜かれないように撃ってみたり。
当たりはしませんでしたが、千束はフキの意外な行動に驚きます。


戦闘を長引かせる千束に対し、たきなを待っているんだと理解しています。

また、どこか優しさを見せるシーンもあります。


「先生(ミカ)はお元気か」
「たきなとは上手くやれてんのかよ」


「(たきなは)どうせ(DAに)戻りたがってるんだろ?」
「お前が変なんだよ。私達孤児はDAに救われてここで育てられた。親(DA)に対しての感謝はねぇのかよ?」


「お前はもう必要ないんだよ!」

一見たきなを突き放しているこのセリフも、たきなに現状を理解させるための優しさ、と考えるのは曲解ですかね?
(必要ないと判断したのはフキではなくDA上層部)


なおフキはミカに会いたい模様。

【乙女サクラ】

たきなの後継となる2ndリコリス。
年上のたきなだけでなく千束にも生意気な物言いをするイキってる後輩。
後に模擬戦で千束に数回殺されます。
現状ただのかませ。

【ラジアータ】

DAの機密性を担ってる最強AI、全てのインフラの優先権を持っています。
本来ハッキングされるなど以ての外ですが、実際ウォールナット(クルミ)にハッキングされた模様。
もしくは裏で何かあったのかも?

【千束の秘密】
ここに書くには長くなりすぎたので、別記事にまとめます。
(2022/07/18)まとめました。


【蛇ノ目エリカの本音】



たきなに感謝と謝罪を言いたかったんでしょうね。
ただ周り目があるので、大っぴらに行動に移すのは難しく、気弱な性格にも見えるので余計に。
でも最後にたきなが来たと言われた(嘘だけど)時のエリカかわいい。

【アイキャッチ】


ただのクルミに見えるので解釈が難しいですが、強いて挙げるなら白いリコリスが描かれています。
今まで描かれていたリコリスは全て赤(彼岸花)で、白いリコリスの花言葉は「思うのはあなた一人」「また会う日を楽しみに」。
ただこれは彼岸花の花言葉にも含まれているのであまり意味はないかもしれませんが、一応。

【あとがき】
振り返りを終えた後だからこそ触れられる感想。

・電車での天気
行きは雨、帰りは晴れてます。
たきなの心理描写まんまですね。

・飴


行きではたきなが貰ってくれなかった飴を、帰りは千束から貰って食べるたきな。
この辺もたきなの心理描写の現れですね。千束との距離感が縮まっている事がわかります。

・個人的に一番好きなセリフ

「たきながあの時ああしなければ、私達は出会えなかったよ」
ホントそれ。僕もまさにそう思ってました。何なら少し泣いた。
※出会わなかったら話が始まらない、という野暮な話はナシです。

・合理主義からの脱却
元々たきなは合理主義でした。ただそれ故にたきなは自身の居場所を失ってしまいます。
その時、千束はこう言いました。


「私はいつも、やりたい事、最・優・先♪」

そして模擬戦にてフキを殴った上で勝利を勝ち取った時、フキに言われます。


「お前、模擬戦なんだぞ。後ろから撃てば良かったんだ」
これはまさに元々たきなが心情にしていた合理的な行動です。

「それを突っ込んできて殴るなんて馬鹿げてる」
敢えてフキを殴ったのは、やりたい事を最優先にしたからでしょう。
この時点でたきなは自身の合理主義に疑問を抱き、千束の心情に影響を受けています。それを明示するためのフキのセリフだったのでしょうね。

【2022/07/18追記】

※噴水前でのたきなの感情描写を追加。
※急がば回れの記述を追加。

・クルミのハッキング能力
ミズキがDAに解析してもらった画像をクルミに見せた際、クルミは更に鮮明な画像データをミズキに見せてこう言います。


「つまりDAはこの画質しか持ってないというわけか」
「ミズキ、これはDAを出し抜けるかもしれないぞ」


いやアナタ、ラジアータをハッキングしてますよね?
DAの機密性を担ってる最強AIですよそれ。
舐めプ発言過ぎでは?

しかも「ウォールナット」として「DAのシステム」をハッキングしているので、クルミにはその自覚があるはず。
如何にDAのシステムが脆弱かを知らしめたいんでしょうか。

ちなみにここに写っている赤髪の人。


1話で千束にボコられてますね。
クリーナー行きで良かった。DA送りだったら既に死んでます。


どんどん長くなる…。