前回、ある婦人服店がお客さんを育て、育てられ、という話を書きました。
では、どうすれば顧客は育つのか?
これは、あなたもご存知のさまざまな顧客との関係性を強める旧来からあるマーケティングの手法を取り入れればいいだけのことです。
何も目新しいことをすることもなく、また、画期的な手法など今さら見つからないでしょう。
なので、最近流行りのSNSを活用したり、メルマガやポイントカードなど超ベタな手法でもいいですし、手書きのDMなどアナログな方法でもいいので、それらを駆使して顧客とのつながりを強化していくだけです。
この婦人服のお店の経営者も、別に、特異な方法で20人を超えるパートナーと呼べるまでのお客さんを育てたわけではありません。
やっているのはお得意様への定期的なメルマガの発信と毎月のプチイベントのみです。
大切なのは、何をするかではなく、始めたことを「続けること」とそれを「進化させること」です。
このお店の店主は、メルマガへの反応を来店客ごとにチェックしています。
メルマガを見てくれてるか、どんな情報が気になったか、今度はどんな情報が欲しいか、
などを来てくれたお客さんに質問し、常にメルマガの進化をはかっています。
やっていることに対してお客さんの反応を知り、それを次に活かす、というPDCAサイクルが回されています。
そのうえで、どうしても効果があらわれないと結果出た場合は中止すればよいのです。
よくあるのが、
最近忙しくて細かいことができない、
そういえば今月はやってない、
などといっていつの間にかせっかく始めたことが立ち消えになっているケースです。
毎日、顔を洗うように、ごはんを食べるように、常にお客さんへの働きかけを忘れないようにすることが顧客が育つ秘訣なのです。
もうちょっと続けていれば、もうちょっと工夫すれば・・・ 良い結果になったかもという、一歩手前でやめてしまっているお店や会社が多いのは残念です。
