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頑張る小さな会社、小さなお店
に贈る応援メッセージ

先日の日経MJにこんな商品が載っていました。


ひとつは、日本ルナという会社の「ふって飲むプリン」、もうひとつは、ガリバーフーズの「野菜村ドレッシング」です。                       

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「ふって飲むプリン」は、その名の通り、振って容器の中のプリンを粉々にして、飲むプリンです。

仕事中や家事の合間に、他のことをしながらでも片手で楽しめるスィーツとして提案されています。


振る回数によって、食感が変わるのが売りだそうです。


「野菜村ドレッシング」は、ミカン、イチゴ、はちみつレモンの3種類の味があり、野菜が苦手な子どもでもスィーツ感覚でおいしく食べられるというのが売りで、ケーキやヨーグルト、アイスクリームなどにもかけてたべてもおいしいとのこと。


このふたつの商品の共通点は、消費者自身がニーズと気づいていないニーズを掘り起こそうとしていることです。


プリンは、スプーンで食べるのが当りまえなので、よほどのプリン好きな人ではない限り、大切な仕事を中断してまでプリンを食そうとは思はないでしょう。

仕事が一区切りついたところで、甘いものでも・・・というパターンでしょう。


また、子どもは野菜が嫌いなのは当たりまえなので、小さく刻んだり、何かほかのものと混ぜてわからないようにして食べさせようと、世のお母さんは苦労しています。


さて、ここで共通のキーワードがあります。

それは、「当りまえ」です。


自分でりまえ」と決めつけて、暗黙のうちにその問題を解決することをあきらめたり、今までどおりのやり方でなんとか解決しようと苦労している人が多いということなのです。


そこに見えないニーズが隠れているのです。


「ふって飲むプリン」と「野菜村ドレッシング」は新しい需要を生み出そうと開発された新製品ですが、今、お店にすでに置いてある商品も、このように「当りまえ」を打ち破るような、新しい提案ができる商品が埋もれているかも知れません。


仕入れたけど売れずに店の片隅に積まれている商品も、視点を変えて、提案のしかたを工夫すれば、わが店にしかない、わが店だけのヒット商品に変身するかも知れません。


                    

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3日ほど前から下の子(小6)が、頭が痛いとずっと言っています。


今日も朝から頭が痛いと言うので、これはなにかおかしな病気ではガーン


熱も特に高くありません。

体格もよく、いわゆる健康優良児なのでよけいに心配です。


「病院連れていここか?」

妻に相談しました。


すると妻いわく、

「みゆちゃんも前にずっと頭が痛い言って、病院行ったけど結局原因不明やったから、病院に行ってもいっしょよ、そのあと知らないうちに治って元気よ」

とのこと。


ちなみにみゆちゃんとは、下の子と違うクラスの同級生のことです。


こういうとき、女性は冷静、というか冷徹です。


こちらも、そういえば、そんなこと言ってたなぁ・・ 

と思い出しながら、少しパニック気味だった気持ちが落ち着きましたε=(。・д・。)


病気の原因が判明したことによる安心感ではなく、うちの子だけではないんだという妙な安心感です。


そして落ち着いてよく見ると、子どもの身体のいたるところに赤い斑点があるのを発見。

聞くと、「かゆい」しょぼん と言います。


結局、頭痛の原因は水ぼうそうらしいということが判明し、しばらく学校はお休みということで一件落着したのですが、もし、その「みゆちゃん情報」がなければ、不安はぬぐえなかったことでしょう。


情報は、時には人を惑わしますが、逆に、戸惑いから救ってくれます。


店舗経営においても同じです。

ピンチに陥ったとき、経営者はその現象に踊らされるのではなく、冷静にその原因を探り、課題を見つけ、解決しなければなりません。


そして、その時に、どれだけ情報を持っているか、持てる情報が少ないなら、どれだけスピーディに情報を収集できる体制なのか、そして、その情報の真偽はどうなのかが経営力の分かれ目になります。


もし、3か月連続で売上が前年を下回った・・・というピンチなら、


近隣にライバル店が出店したからなのか、

そのライバルの立地は、規模は、取扱商品はどうなのか、

自店の前の通行量は以前に比べどうなのか、

ライバルのせいではなく、実は自店の内部の問題ではないのか、

自店の前を通る客層に変化はないのか、

前年の自店はどういう活動をしていたのか、

・・・・・・・・

・・・・・・・・


など、さまざまな視点から情報を集め、分析する必要があります。


そして、販売不振の原因がわかれば、少し、落ち着くはずです。


次は、その原因に対して対策をとればいいので、自ずと方向性が見えてくるので軌道修正ができます。


お店の病気を見つけ、治療するのは経営者です。


そのために、普段から情報に敏感になる習慣をつることが大事です。


注意すべきは、敏感になりすぎて、あふれかえる情報に埋もれないようにすることです。


必要な情報、不要な情報、正しい情報、間違った情報、を見極める力も必要です。


             
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今日、大阪販売士協会主催の視察見学会に参加してきました。


場所は神戸ポートアイランドにあるアシックススポーツミュージアムです。


約1時間、アテンダントのお姉さんの話を聞きながらアシックスという企業や商品について学びました。


イチローのスパイクや高橋尚子さんのシューズ、日本で最初に開発されたバスケットシューズなど、とても興味深いものばかりでしたが、そのなかで、へぇ!と思ったのが、

綱引き専用のシューズがあるということです。


綱引きを真剣にされておられる皆さん、すみません、無知でした(>_<)


綱引きはこのところちょっとしたブームなようで、映画になったり、全国で公式な綱引き大会が開催されたり、日本綱引連盟という社団法人まであるようで、もはやメジャーなスポーツとなりつつあります。


なので、うすうすは専用のシューズもあってしかるべきかな・・・という思いはあったのですが、あのアシックスがほんとに作っているとは思いもよりませんでしたσ(^_^;)


ネット検索で「綱引き用シューズ」と入力しても、ほとんどアシックス製品しか出てこないので、「綱引きシューズ市場」はほとんどアシックスの独占状態なのでしょう。


おまけに、綱引きシューズ専用スプレーなどというようなものも発売しているではないですかビックリマーク


イチローや高橋尚子のスパイクやシューズを作っている世界的ブランドの大企業がニッチともいえる綱引き用シューズマーケットをとらえ、市場を独占しているのです。


大企業は市場の小ささゆえ、規模の経済が働かないニッチなマーケットには参入しない、というのがこれまでのマーケティングの常識でした。


それゆえ、ニッチ市場は、機動性と柔軟性のある中小企業の土俵なのです。


しかし、今やそのような常識は崩れつつあるのかも知れません。


以前、触れたパナソニックの「目もとエステ」などもそうでしょう。


ニッチな市場をみつけてそこに参入するというより、ニッチな市場を自ら創り出しているといったほうがいいのかもしれません。


市場を創るのは、何も大企業に限ったことではなく、小さな企業でもできます。


お客さまに、

「へぇ、こんなのがあるのニコニコ

「そう、そう、こういうのが欲しかったんだ恋の矢

と気づいて、感動してもらえれれば、それが立派な市場創造といえます。


あなたのお店も、アシックスに負けないくらい、ニッチな市場を創ることがきっとできはずです。


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