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ヒサのブログ

頑張る小さな会社、小さなお店
に贈る応援メッセージ

お正月なので、心温まるお話を1つ。


日経MJ誌のコラム、小阪裕司さんの「招客招福の法則」 より。


ある靴屋さんに若い夫婦が来店されました。


奥さんの靴を探しに来たとのことで、

かわいいのがいいが、結婚したててで靴にお金はまわせないので、予算は1万円まで、という要望でした。


あいにく、その靴屋さんにはそれに該当する靴はなく、そう告げると、奥さんは急に涙ぐみ、今までどんな靴もきもちいものがなく、このままだと足が変形してしまいそうで怖い、と言うのです。


確かに、彼女のサイズは珍しく、なかなか合う靴はなさそうで、シューフィッターでもある店主は、せめてもと足の計測とフィッテイングをしてあげたそうです。


そして、彼女の足に合いそうな2足の靴を試し履きしてもらいました。

すると、彼女の顔色が変わり、こう叫びました。


「こういうのが欲しかったんです!」


そして、結局、合わせて7万円もする2足の靴を購入していったそうです。


さらに驚くことは、

靴を購入する際、彼女はバッグから財布とは別に封筒を取り出したのですが、そこにはこう書かれていたのです。


「もし自分を変えるすてきなものに出会ったら使うお金」


小坂さんの著書やコラムには商売やビジネスに関する心温まるお話が多く、いつも感動させられます。


今年も、この靴店のように、たくさんのお客さまに、

「こういうのが欲しかったんです!」

と言ってもらい、

「もうひとつの財布」

で選ばれるお店が増えると素敵です。


                   
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あけましておめでとうございます。

旧年中は皆さまに大変お世話になり、ありがとうございました。


おかげをもちまして、昨年末、中小企業診断士試験に合格し、本年4月より中小企業診断士として登録の運びとなりました。


これまでは、主に小売、流通業を中心にご支援をさせていただいておりましたが、今後は、より幅広い業種、業態の企業様のご支援をさせていただきます。


皆様のお役に立てるよう、なお一層精進してまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。


本年も皆さまにとって躍進の良き年になりますよう、心よりお祈りいたしております。


     
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今年最後は、有名な近江商人の十訓で締めくくりたいと思います。


十訓のなかで私がもっとも好きな一訓がこれです。


「商売に好況、不況はない。いずれにしても儲けばならぬ」


なんとも力強い言葉ではないでしょうか。


解釈を間違うと、なりふり構わず儲かりさえすればいいのだ!と捉えてしまいそうになりますが、そうではありません。


これは、売れない理由を景気やお客さまにばかり求め、自身の経営を振り返ろうとしないことへの戒めです。


往々にして私たちは、売れない、儲からない言い訳を、外に求めてしまいがちになります。


弱気になると余計にそうです。


でも、いずれにしても、儲け続けなければ明日がないのが事実です。


多くの企業や店が儲かるということは、経済の歯車が回るということなのです。


経済というのは、グルグル回る大縄跳びの縄のようなものです。

その縄から外れたり、ひっかかたりせずに常に飛び続けなければなりません。


それもより多くの会社や店が、縄の中に入ってどんどん飛べるようになることが理想です。


飛び続けることはとてもしんどいことで、時には、その縄から外れることもあるかもしれません。

でも、また、一息ついてその縄に戻ればいいのです。


いずれにしても、飛び続けなければ取り残されてしまうのです。


新しい年が多くの企業やお店にとって「儲かる」年になるようにお祈りいたします。


最後に、十訓の最初の一訓を皆さまに捧げます。


「商売は世のため、人のための奉仕にして、利益はその当然の報酬なり」


それでは、よいお年を。


         
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