とあるラジオADの物語 -3ページ目

とあるラジオADの物語

ここに書いてあるのはサブフィクション・・・つまり本当のこともあれば、事実無根のこともあります。。。

朝の生放送を終え、控室でパーソナリティとスタッフと


反省会をする。。。


いつもの風景だ。。。


Dが


「あそこは~~だから○○した方が良かったんじゃないか?」


とパーソナリティに聞けば、


「いや、○○だと××かなと思って○○しなかった。」


などおよそ2時間の放送内で気になったことなどを徹底的に話し合う。。。



この日はコーナーで取り上げた婚活について話がアツくなった。。。


「大体婚活なんてすること自体、おかしいんだから取り上げることが違うと思う」


「それは事前に言って。前もってこんなことを取り上げるって


毎回伝えてるんだから。」


「でも、婚活しなければ結婚出来ないとかはおかしいでしょ?」


「そうは言ってないと思うよ。ただ参考にってことだから。」


「でも人によってはそう捉えてしまうよ。」


「そんなメール、リスナーから来てる?」


「いえ来てません。」


「ね。」


「・・・」


「それは男と女の考え方の違いで、


結婚についてもそれぞれ違って良いんじゃないですか?」


「確かにね。それが一番大きいかも。」


「うん。女の人って結婚に憧れるんだけど、


いざって時は意外と現実主義だもんな~。」


「そうっすよね。男の方がロマンティストですよね~。」


結局、この日の議論はここで終わったのだが、


まだまだ喋りたいと思ったのは、皆確かな思いだったであろう。。。


ということは婚活についてはリスナーも


もっと聴きたかったのではないか?


スタッフ間でもこんなに喋ることがあるんだから。。。

この日もLIONSには交流戦優勝が懸っていたのだが、


全く勝てる気がしなかった。。。


久しぶりに退屈な試合を観たもんだ。。。


試合は退屈でも中継は精いっぱい。。。


球場の観客がゾロゾロと帰路に着こうとも、


リスナーからのメールが止まろうとも、


次番組まで、試合が終わるまで、


中継は終わらない。。。


野球はサッカーやバスケットと違い、


時間設定がない。。。


24秒以内に打て、とか


45分でハーフタイム、などはあろうはずがない。。。


大体3時間目安で枠もとっている。。。


フィラーがある場合も生まれてくる。。。


回線が途切れることもあるかもしれない。。。


生中継は気が抜けないのだ。。。

2週間ぶりの土曜日の中継はLIONSの交流戦優勝が懸っていた。。。


オリックスと楽天の試合結果によるが、


交流戦では勝てないレッテルを貼られているLIONSにしたら、


汚名返上の願ってもないチャンスで、


攻めれば初回から先制。。。


守っても先発の帆足の立ち上がりは順調だった。。。


4番の中村が欠場しても影響はない、


と思われたが、その中村に代わって4番に入った栗山が


2回に訪れた満塁のチャンス、


4回に訪れた好機に凡退してしまい、徐々に流れは広島へと傾いていった。。。


それを感じ取ったスタジオスタッフは


「今日の優勝はないな・・・」


と思った。。。


アルバイトが随時持ってくる他球場の途中経過もそれを如実に物語っていた。。。


オリックス・楽天ともにリード。。。


結局、LIONSは逆転負けを喫し、スタジオスタッフの仕事も


優勝用ではなく、通常用となってしまった。。。