あってはならないこと。
この世の中には、あってはならないこと、起こってはいけないことがたくさんある。
しかし残念ながら、あってはならないし、起こってはいけないことが、起こってしまう。
原発もその例外ではない。
原発事故もあってはならない事だけれど、起こってしまった。
何が一番ひどいのか、考えるのは間違っているかもしれないが、社会に一番大きな影響を与えるのは、原発だと思う。
たった一箇所の原発事故で、今だに日本はずっと危険な状態にある。
あってはならないことが、絶対に起こらないと都合よく信じていた私たち。
こうなることは判っていた筈なのに、その想像からは目を閉じ耳を封じ、電力会社や政府の言葉しか聞かないでいた。
その結果が、現在の生活だ。
私たちが使う電力の為に、その事故の為に、いまだいつ我が家に帰れるか判らず避難難民生活が続く福島の人々。
その数、何万人?
豚や馬や牛や鶏、山や畑や田んぼに生きる物や実る命の種、海に生きるすべての生命たちも。
収束までの道のりがいまだに見えない。
今後の補償に何兆円が必要なのか、たぶん途方も無い大きさになることは間違いなく、まだ金額も判らない。
これも結局は私たちの支払う税金と未来の子供たちの借金になる。
原発は、「他の発電に比べ、安全で、コストも低く、CO2も少ない」????
よくこんな事を、言ってこられたものだ。。。。
よくこんな言葉を、信じていたものだ。
チェルノブイリ原発事故が起こった1986年4月、僕は佐渡にいた。
当時は原発にとても関心を持って、「原発はいらない」文も鼓童の機関誌に載せたり、自分の本『万里の未知も一打から』に書いたが、
それ以後、書かなくなった。
危ないことは判っていたのに、黙ってしまった。
そして25年が経った。
もう黙っていてはいけない。
原発依存から脱却するのは、今しかありません。
原発は事故を起こさなくても、危険です。
電力会社は、安全管理と言っていますが、安全管理の名の下、毎日放出される放射能廃棄物の最終処理方法が、いまだに確立されていません。
どんどん世界中に溜まっています。
もう止めましょう!
地熱発電や太陽光発電など自然エネルギーを利用した発電に切り替えられるはずです。完全移行までには天然ガスを利用しましょう。
その技術と知恵を、日本は持っていると思います。
原発は今、止めてもすぐには放射能は停められません。何十年も掛かります。
計画を立てて、原発から脱却し、自然エネルギー発電立国を目指す。
これしかありません。
難しいことではないと思います。
まずは、自分が声を上げること。
黙っていたら、またこのまま原発社会が存続します。
「私は、原発いりません!」
そう一人一人が声を上げれば、原発はなくなります。
ここまで言ってもまだ、原発の必要を説くのであれば、東京や大阪で造るべきです。
それならまだ、自分たちの過ちを自分たちの体で直接知る事ができます。
よくはないけれど、その覚悟があるのか?ということです。
その覚悟もなくて、原発をこのまま残せとは、とても言えません。
すべての原発を廃炉に!
そこから新しい日本の未来が始まります。
原子力発電を止めても大丈夫?
http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPJAPAN-20049520110315
原発がどんなものか知ってほしい
http://www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html
脱原発に本命は地熱発電?
http://www.news-postseven.com/archives/20110330_16122.html
原発廃棄物処理場は満杯
http://blog.goo.ne.jp/thinklive/e/4670d336ccb1b7a632ac408ef386440e
脱原発の日ブログ
http://ameblo.jp/datsugenpatsu1208/