三味線と出会って30年。 昔の手帳を見ると、初めて自分の三味線を買ったのが1976年11月1日。
あれからこれまで、三味線だけのライブは初めてでした。
三味線は太鼓を叩く合間での演奏が基本でしたから、三味線だけを聴きにこられたお客さまの顔を見るのは、とても恥ずかしかったのです。狭いお店にぎっしりの顔、顔、顔。いや~緊張しましたね。
このところ新大太鼓を迎える用意やらなんやかやで慌しく、その隙間に稽古をしていました。
付け焼刃に稽古をしても仕方がありません。実力が試されるだけです。
三味線も太鼓も最初の一打が、基本です。
この音を長く響かせられるよう、気持ちよく叩きたいと思います。
大太鼓は見上げる大きさですが、三味線は抱えられ、自分の体の中から響きが生まれていくような不思議な感覚を覚えます。 これからも、いろいろな音を楽しみたいと思います。
次回の三味線ライブは、おしゃべりなしの、それもノンストップ一曲一時間弾き乱れ投げ銭興行をしたいと思います。
日程はまだ未定ですが。
三味線が大好きになった、お薦めの一冊/『津軽世去れ節』長部日出雄・著 この中に収められている一編『津軽じょんから節』に一番影響された
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