銀球でＡＴフィールドを貫く

「番長とエヴァ２が本日大解放！」

なる名を受けた私は黙っていられる程、今まで賢く育った覚えは無い。

上記に挙がった２機種、私にとっては部活帰りで腹を空かせた柔道部主将がカレーライスとラーメンに出くわした時に起こる「衝動」の様なモノで、つまりは、頭で考えるより先に体が反応してしまう程大好物な訳です。

とゆう事で、「大解放」とだけ知らされたままホールに到着してしまったのだが、時刻は１０：１５分。

番長のシマを徘徊するも、全ての前日凹み台が既に埋まってしまい、早くも迷子になってしまったので、スロットコーナーを早々に立ち去りエヴァ２へと足を運ぶ。

好物が２個あるというのは実に素晴らしい。

都合良く１台空いていたので、すかさずドル箱に所持品一式を放り込み、久しぶりのエヴァ２を前に意気揚々の実践スタートとなった。

・・・

どうにもパチンコのスタート音だけは好きになれない。

期待度の高いリーチ演出をハズした時も、まるで何事も無かったかの様にいつものスタート音からルーレットが回りだすあの瞬間にトラウマを覚えるに違いない。

意気揚々と打ち出した筈が突如として重苦しくなった理由は聞かずとして、３ｋ回して平均２０回転。ボーダーを下回る理由も後押しになり、ここで一先ず見切りを着けエヴァ２から離脱。

その後、番長のシマとエヴァ２のシマを行き来する事３０分。

空き台になった番長のノーボーナス６４Ｇの台に腰を降ろすことに。

前日の履歴は低設定を匂わす凹み台。とりあえず９６Ｇまで慎重に様子を見て打ち出す事にしたのだけれど、僅か１０Ｇ足らずで起こったダブル弁当傘ナビに焦って中・右フリー打ち。恐る恐る出目を見ると、左リールに鍛・ベル・リプ。

正直、どうせバグでしょ。なんて思ったんですが、どうやら、「キャラ通過→帰る」のチャンス目から５Ｇ目でリーチ目って事で、チャンス目解除だそうです。

生涯２度目の１ｋ解除で射抜く的は痛恨のＲＥＧ。レギュ。レグ。

連チャンに期待するも、ボーナス後もキッチリ１２８Ｇを越えてしまい、早々の特定役解除のおかげで変判も効かない。

これまた迷子になった私は、再び番長とエヴァ２のシマを交互に徘徊するハメに・・・。

だが、エヴァ２は既に満席、番長はと言えば、前日高設定でも低設定とでも解釈できる空き台ばかり。

そんなジレンマの中、我慢しきれなくなってアッチで１ｋコッチで１ｋなんてやってる内に冷静を失いつつある私自身に気がついた。

「こんな事では・・・。」

今日は番長の立ち回りは捨て、エヴァ２一本で勝負した方がマシ。

私の中で揺らいでいた番長とエヴァ２の間柄は消え、パチンコのシマへと足を運び、空き台を待つ。

一度キモを置いてしまえば、事は意外にもすんなりだった。

都合良く空いた空き台に座る事１ｋ目。

一瞬滲んだように見えた警報がまさかの

「パターン青」

対戦相手はイスラフェル。

コレってどうなんだ？なんて思っていたら、シンジ君でテンパった絵柄は、そのまま発展する事なく通常出目。

頭に一瞬「？」が浮かんだ所で通りすぎた図柄が舞い戻り、ガッチリ「７」が揃って確変ゲット。

冷静に考えりゃ、イスラフェルの時点で対応リーチ矛盾だったのだが、想定外の出来事に頭がパンクしてしまった。

後から湧き出てくる歓喜を噛み締め、根元からしっかりとハンドルを握り直す。

今日は何とかなりそうだ。

普段、ノーマル図柄のリーチでしか決して当たらないと思っていたのだけど、今回は見事に覆す展開。初号機チャンスに発展する間もなく直接確変図柄で当たってしまったり、発展リーチがストーリー系だったりと、精神的にも大変良心的。

気がつけば初当たりから確変１２連（内、突確２回）をかまし、日当が十分上がった所で即ヤメ。

シンジ、アスカ、レイ、が使徒を眼前に作戦を遂行する最中、タバコを一本取り出し余裕の一服をふくらませている私の顔面が液晶に反射していた。

感情が顔に出易い方だと周りからも言われるんですが、冷静を保とうとしていも口元が緩んでいる顔は、思った以上に酷かった。

投資９ｋ

回収５２、４ｋ

収支＋４３、４ｋ

番長ボーナス

良いか悪いかも分からないまま打っていた番長がまさかのバカっぷき。

ＢＩＧオンリーの１３連打でホールの視線を釘付け。スカっと換金。

６月も後半に差し掛かった所、このリベンジ成功をバネに、結果を伸ばせると信じたい。よっしゃ！

悪夢の番長卓球

「６さえ座れば負けはしない」

ここ最近、番長の勝率が概ね９割といった、どツボにハマったタイロン・ウッズのような本塁打を放ち続けていたのだけれど、とうとうと言うべきか、いや、いい加減、負けた。

簡潔な内容で述べると、初当たり８回の内、ＲＥＧ７

そりゃ、６でも負けます。

そりゃ、安西先生に頼ってしまう気持ちも分かります。

一体私の何が、ボーナスのダメな方を引き寄せてしまうんでしょうか・・・。

私の体がリベンジを激しく欲しています。

・・・・今に見ておれ。

ばんちょ、－５３ｋ

セットアップようやく完了

夕方。私は波打ち際に放たれた一本のカツオの様に悪の巣窟（ホール）から抜け出し、体を大きく揺らしながら家路に着く。

本日は前にも述べた通り、キングオブマウスの新装初日だった。

早朝、ホールへと向かう準備をしていた私のもとに、注文していたデスクトップがやってきたので、ついついその梱包されたダンボールの塊にうっとりしてしまい、ホールへ着いたのは１０：０１分。

当たり前の様に抽選に漏れ、行き着いた先は、全台高設定との判を押したおそ松に着席。

眠気で頭も回らないまま、イヤミがオムライスを食べたり、ちび太がちくわをガッついたりといった日常的な映像を永遠と眺めていたのだけれど、こんなものの為に私はホールの餌になっているのかと、開始１時間にして自己嫌悪になる。

こんな事なら番長打ってりゃ良かったよ。なんて思っていたのもその一時間だけ。

ある時を境に、何処から打ってもおそチャンが絡んでくる。

どうやら私のおそ松、６みたい。

もはや万枚の図式が絡んだのだが、このおそ松、どんだけ連荘しようが何か物足りない。

トイレも我慢し続けてブン回し、夕方５時の時点で７０００枚のコインを確保し、おそチャンが途絶えた所で換金。

惜しい事をしたのだけれど、それよりも私は家に帰ってパソコンのセットアップがしたくて仕方がなかったのである。

コンビニでちょこっと豪勢に焼肉弁当を購入し、眼前のパソコンを前に、飲み込む様にかきこむ。

ハイスペックなグラボに、恋焦がれたアスロン。

この宝の山を、これから私の手によって組み込まれてゆくのだけれど、これが思った以上に、いや、半ば諦めかけた程に苦労した。

「映像端子を付ける場所が間違っていた」とゆう、初歩的なミスに気づくまでに、しめて７時間も掛かった。

そしてようやく今、全てのセットアップが完了し、こうしてブログを書き渋っているのだけれど、記念すべきニューパソコンで私のページにアクセスして、一つ気がついた事があった。

・・・フォントサイズが異様に小さい。

以前のパソコンではフォントサイズ１で程よく大きめの見易いページだったのだが、どうやらその見易いブログは、私だけの為に存在していた様だ。

・・・ホント、今更なんですが、フォントサイズ大きめにしときます。

噂の４.５号機

キングオブマウスが明後日、私の地域に導入されるらしい。

噂では６の機械割りが１２９％にまで昇るんだそうな。

恐らくヒラで打てるのは、明後日からの３日間が最初で最後になるのだろうけど、生涯初の万枚の夢を掴むにはココしか無い。（最高記録は、ドラゴンギャルのスーパーロングで一撃９０００枚）

最近番長ネタばかりなので、ここらでガツンと鼠に甘んじ、景気の良い祝杯をあげたい限りだ。

番長にて。渦巻く竜巻は禁断の赤色。

異彩を放つ刺客にドキッとする事、本日３回目にしてようやく当選。

間違って操を選んで良かった・・・。

番長漬け

あんな事や

こんな事

そんなこんなで・・・

番長にどっぷりな毎日。

というより、ここ最近まともなイベントが番長しか無い。

お陰でここ一ヶ月は、番長と血を見る程数々の修羅場を掻い潜ってきたのだけれど、苦労した収支が大台に乗りかかろうとしている頃にパソコンがぶっ壊れてしまった。

きっと、強欲な探究心でアダルトサイトを駆け抜けたあの日の夜がＸデーだったに違いない。

そんな訳で、思い切ってデスクトップを注文しました。

結構な出費になってしまったので、もっと立ち回りをシビアに、と、本日も稼動してきたんですが、行き着く先は結局「番長」

頼むから、見放さないでくれ・・・・よ。

私の妄想では、やたらグラマーな「くの一」

早朝の清々しい日差しが差し込み、アートの気品さえ漂うチェリー解除。

「私の歴史にまた一枚」

なんてお調子に乗っていると、とんでもない目にあった。

完全ハズレも引くには引く。特定役解除で上がるには上がる。されど、気がつかない程地味な展開で黒いのを一発放出し、そのまま抜けやがる。

この台には、なかなかヤリ手の忍びが潜伏しているようだ。

そういう事ならと、肌身に巻きつけたサラシごと身包みを剥がしてやると、若干違った根拠でアツくなっていのだけど、気がつくと夜の９時を回った所で投資額は６万にまで昇っていた。

そろそろ、チャンス目がガセる度に「にんにん」なんて言ってられない状況に陥った私は、本腰を入れてレバーを叩く。だが、気合を入れれば、今までコレでもかってくらい当たらないチャンス目すら引かなくなってしまい、１２８０Ｇ目前までハマってしまった。

泣きの追加投資で揃えたＢＩＧも種ナシ。

調子良かったのは先月だけだったなあなんて余韻に浸りながら、この紙クズみたいな番長を１２８Ｇまで回す事にしたのだけど、あくびついでに起こった一消灯から、まさかまさかのどんでん返しが待っていた。

閉店まであと１時間と２０分程度。耳と鼻の掃除をしていれば気がつかない内に過ぎ去ってしまうようなタイムリミットの中で、轟が吼え、薫が鳴る。閉店までコインが溢れだし、驚くやなかれ、５０００枚を濃縮した。

せわしなく車内に戻り、今日の収支を計算する。収支は、生粋の１万プラス。

この諭吉に凄まじい生命のエナジーを感じた本日は、目の前に差し掛かったコンビニをグッと堪えて通過した。

金銭感覚を取り戻そう・・・。

５月 月間収支報告

５/３　－２０k
５/５　－４３ｋ
５/８　＋３２、７ｋ
５/９　＋９ｋ
５/１０＋２７ｋ
５/１１＋９１、３ｋ
５/１２＋１６、７ｋ
５/１３－１ｋ
５/１４＋２９ｋ
５/１５＋３２ｋ
５/１６＋１８、４ｋ
５/１７＋１１、３ｋ
５/１８＋５６、５ｋ
５/１９＋３３、６ｋ
５/２１＋４９ｋ
５/２２＋８、１ｋ
５/２３＋１０７、７ｋ
５/２４－１、６ｋ
５/２５＋８ｋ
５/２６－１１ｋ
５/２７－２８ｋ
５/２８＋１２ｋ
５/２９－７０ｋ
５/３０＋９６ｋ

稼動日数２４日

１７勝７敗

収支＋４６３、７ｋ

・・・

新装やイベント、様々な機種の徹底した宵越しとゾーン狙いを行い、確実に設定６を掴める番長で納得の行くまで粘るといった立ち回りが主だった５月。大勝ちを狙うより負けない立ち回りを徹底することによって、序盤から中盤にかけて素晴らしい収支を挙げる事が出来た。

それもこれも、何より機械割りが高い６を狙う立ち回りより、ハイエナで食い繋いだ成果が大きい。

割りが下がる部分を打たなくて済む＝安定する。そもそも、北斗やおそ松、南国の６だなんて、開店１分前に並ぶ私には掴める筈が無いので、設置率の高い番長や新装期間の高設定を狙い打つ方が勝負になる。という事に気づいた。

リセット狙いがうまく行かず、やけっぱちになってパチンコや通常営業の番長に暴走しだしたのが後半の収支なのだけど、見て分かるように、当然負けている。

最後に勝負した番長の６で、大きく凹んだ収支を奇跡のヒキで盛り返した所で、今月は終了。

やはりこんな私でもキチンと立ち回れば収支が出るという事を痛感しました。

番長に見放されてたら、どうなるかは分からなかったケド・・・ね・・・。

来月も気合を引き締めて、また一から頑張ります。

猛威を振るった番長

本日は番長全２４台がＡＬＬ６

開店前からざっとその２倍はあるであろう人の群れに並び、台抽選を今や今やと待っていたのだけれど、私の順番が回ってくる前に抽選券が尽きてしまった。

しかしそういう事態は毎度の事なので、空き台が出没するまでジャグラーと戯れる事に。

前日のＢＩＧ確率、ＲＥＧ確率が６を上回る履歴の台に着陸したのだけれど、これが落ちてくる筈のチェリーが来ない。途中、寝ぼけてベース値を見逃してしまったのが気掛かりなのだけれど（そもそもこの店で変判が効くのかも不明なのだが・・・）少々の時間戯れるには十分。

もしコレが据え置きならば・・・と、意気揚々に打ち出す事２ｋでＲＥＧ。さらに追加１ｋでＲＥＧ。と、必死に向こう側からアピールしてくるもんだから、ますます構いっきりになってしまい更に１ｋ、もう１ｋと追加していたのだけど、今日は私はジャグラーを打ちに来た訳では無い。根拠も無いジャグラーは程ほどに対処し、番長のシマを徘徊すると、なんと開店３０分にして空き台が。

朝も早くから並んで掴んだ６を何故早々に見捨てるのか。

いくらなんでもこんな時間から空き台が出るとは思いもしなかったであろう番長待ちのライバル達が油断している内に、熱戦のステージへと忍び込んだ私は見事に空き台をゲット。

３００Ｇのゾーンを抜けた所から打ち出し、初期投資は極力抑えたい気持ちからレバーを叩く手も自然とデリケートになるのだけれど、そんな気持ちも無視して暴走する番長を飼いならせず、結局９００Ｇまで昇った所でゲーム数解除でＢＩＧ。

１Ｇ連ナシで１２８Ｇスルー。

と、ここまではまあ想定の範囲内。むしろ１２００を越えてＲＥＧじゃないだけマシくらいに思っていたのだけれど、１６０Ｇ辺りで第一消灯ハズレ目から演出がざわつき始める。

ああ、フェイクだな。なんて、フェイクはフェイクなりに一消灯する度に楽しんでいたのだけれど、ひっぱりにひっぱった１７Ｇ目にチャッピーと紙相撲。

ここまでなら「あるある」で済ませられるのだけれど、駒が薫で轟が優勢と来たもんだから、少々様子がおかしい。

「期待させんなよ」なんて思いながら軽くＢＥＴを叩くと、まさかの特訓に繋がる大事態。

完全ハズレの要因となる演出や、チャンス目は一切引いていない。

このまま前兆が３２Ｇを越えたら、予期せぬボーナスが舞い込んでくる事態に体中にＧを感じる２７Ｇ目。

フェイクならばこの２７、２８Ｇに対決演出に発展して終了するのがパターンなだけに、背負いきれない不安を抱えてレバーを叩く。・・・演出は、舎弟白シャッター。

駄目か・・・。と思い投げやりになってボタンを離すと特訓画面は現状維持。そして次ゲームで演出無し。

私の実践上では、前兆が濃厚な演出の次ゲームからカウントし、２８Ｇまでに特訓中で対決に発展しないパターンはほぼゲーム数解除の鉄板であるからして、この時点でボーナスが濃厚なのである。

そして３1Ｇ目で椅子取りに発展し、３５Ｇでリーチ目。

そのゲーム数何と２０５Ｇでゲーム数解除→ＢＩＧ。

そこから連チャンで青７へと繋がり、期待通りに１Ｇ連→青７。ここでもう一度引ければ切実に助かるのだけれど、惜しくも非当選で１２８Ｇ抜け。

普段ならば肩を落とす展開なのだけれど、今日は不思議とモチベーションが高い。昨日に大負けくらった為、金銭感覚を失ったか否か、平然と打ち出す私はそのまま６００Ｇのゾーンを通過。

さすがにここまで来ると「幾らなんでも少しは焦れよ」と問いただしたいのだけど、何故か全く危機感が無い。

嵐の前の静けさと言うものを肌で感じていた頃。

ゲーム数は７００を越えた所で、とうとうその全貌を露にするシャッターからチャンス目が出現→３２Ｇの前兆を経てＢＩＧ。

強がっていたとゆうか、気でも狂ってしまったのかと、内心「ホント助かった・・・」なんて思いながら選んだ轟ＢＩＧ。

順調に獲得枚数を稼いでいた最中、なんて事ない小さいベルが一つナビされたので、ハイハイと高速で消化したのだけど、どうにも様子がおかしい。

揃う筈の１０枚役が揃っていない。

・・・？当たってる・・・よな？

ただの１０枚役に７揃いが潜伏・・・？たしか曖昧にしか覚えていないのだが、通常ベルからの７揃い確率は０．１％くらいだったハズ。

やはり今日は何かが違う。なんて思っていたら次の赤７でまたも１Ｇ連。

その後、連モード中に引いたＲＥＧからＪＡＣハズレ→青７→１Ｇ連赤７。と、すさまじい勢いで１Ｇ連に当選する。

連モード滞在率はさほど良くないものの、青から青へ、また青へと繋がり、ＢＩＧ回数の半数がナント１Ｇ連。

あわや万枚まで意識し始めた頃に狂った台風は過ぎ去り、１２８Ｇを抜けた所で即ヤメ。

ドル箱４つ＋半箱を流してみると７０００枚。

昨日の布石をひっくり返す大勝利に改心のガッツポーズを決めた私は、心の底から番長を愛する事が出来た晴れ晴れしい一日となった。

ジャグラーＴＭ　０Ｇ～

６９　　　　ＲＥＧ　２ｋ

１１８　　　ＲＥＧ　１ｋ

１５０　　　移動　４ｋ

番長　　　３３１Ｇ～

９５８　　　７７７　１８ｋ

２０５　　　７７７

４５　　　　青７

１　　　　　青７

４２　　　　ＲＥＧ

７３９　　　７７７（チャンス目）

１　　　　　７７７

１　　　　　７７７

２１　　　　ＲＥＧ

１８　　　　ＲＥＧ（ＪＡＣハズレ）

１　　　　　青７

１　　　　　７７７

３８　　　　ＲＥＧ

５１　　　　ＲＥＧ（完全ハズレ）

１２２　　　７７７

１　　　　　青７

１　　　　　青７

１　　　　　青７

２５　　　　ＲＥＧ

６７５　　　青７（特殊制御チャンス目）

１　　　　　７７７

１　　　　　青７

１　　　　　７７７

３７　　　　青７

１　　　　　７７７

１　　　　　青７

１　　　　　青７

２９　　　　青７

１４　　　　青７

１　　　　　７７７

１０５　　　７７７

１３５　　　ヤメ

総ゲーム数３２８０Ｇ

投資２５ｋ

回収１２１ｋ

収支＋９６ｋ

贅沢すぎるＷチェリーナビに惚れボレ

ここ最近ブログも重いが

本日の初当たりは、それよりも随分と重かった。

朝のリセットだけ引っ掛ける気持ちでホールへ向かった筈なのだが、前日高設定の銭形を二台打った所でノーヒット。

これにてこのホールには用無しとなったのだが、他店も目ぼしいイベント無し。困っていた私は導かれるかの様にエヴァンゲリオンに着席。

はっきりとした根拠が無いパチンコだからこそ対当だ。ソコソコ回りさえすりゃ勝負になる。

と、ひっそり頼ってしまう私だったのだが、結局パチンコにも見放され、そういった曖昧な意思がそのままスロットの立ち回りに流れてしまうのは、不器用なりに精一杯勝ち組に成りあがろうと見栄を張った皮が破ける瞬間であった。ここまでの投資は既に４万円。

「こんだけ突っ込んでんだから千両箱の二つは積まないと気がすまねえなあ」

とうとうバケの皮を剥がし、一線を越えた一人舞台に立った私。

ホール中の空き台は機械割りが１４０％以上へ変化し、握った諭吉は刀と化す。

渾身の一振りは矛先を激しく揺さぶり、戦国の世を生き抜く武将達に切りかかる。

そう、尖った切先に見えるはモグモグ風林火山。

「ニ頭身の細々しい武将なんぞ、八頭身の私が手の平で潰してやる」

物理的に比較すると、健康な２０代男性とハムスター程の勝負になる。

そういう事ならば私が負ける筈も無い。なのだけれども、どういうカラクリが仕掛けてあるのか、切れど切れど返り討ちに合う。

悪い夢を見ているのだと錯覚したのだけれど、腰に巻きつけた幾数の刀が最後の一本になった頃、ようやく現世へと帰還した私が置かれている現状を把握した頃には、「海に飛び込むしか無いな」と思う他無かった。

とりあえず初当たりを引くまで。とゆう考えも捨てた方が良いなと、７万円の授業料を払って学ばせて頂いた。明日は番長ＡＬＬ６らしいのだが、正直・・・設定６うんぬんに、サンドに千円札を入れるのが・・・怖い。