ジャンクのフィルム一眼レフ、旧東ドイツのイハゲー(IHAGEE)社製 EXA 1a の試し撮りをしました。
このカメラはEXACTAマウントなんですが、PPはこのマウントのレンズを持っていないので、このカメラに付いてきた、前回の記事で絞り不動を分解修理したレンズを使いました。
このパンコラー 50mm F2というレンズ は、1960年代に製造されていて、当時、テッサー 50mm F2.8の上位版レンズだったそうです。
フィルムカメラの場合の写りは、カメラの性能差はありますが、フィルムやレンズの性能に大きく左右されると思います。
イエナテッサー 50mm F2.8 は、1950年代のカメラALTIXマウントのレンズを持っているのですが、フィルムでもミラーレスでも良く写る、PPのお気に入りレンズのひとつです。これの上位レンズである Pancolar は、いったいどんな絵を見せてくれるのでしょうか 🤔
フイルムは Kodak ProImage 100 です。

このカメラ、ミラーシャッターなのでシャッター速度は1/175が最速。なので晴天の今日は、ISO100のフィルムでも絞り開放で撮ることは出来ませんな🤔
撮ってからすぐにカメラ屋へ現像に出すつもりで、カメラ屋から近い公園へ行きました。
初めて行く大東市の南郷公園。
小さな公園です。








カメラもフィルムも、撮影した季節や場所も違いますが、比較してみたいと思います。何となくその違いは分かるでしょう。
PPの持っているイエナテッサーは、ALTIX用でフランジバックが短いので、一眼レフだと補正レンズを噛まさない限りハーフサイズのPEN-Fにしか付きません。
Carl Zeiss Jena Tessar 50mm F2.8
レンズ構成:3群4枚 トリプレットの発展形
絞り羽:8枚
絞り値:F2.8~f16
最短撮影距離:0.6m
カメラ:OLYMPUS PEN FT
フィルム:Kodak UltraMAX GC400
【フィルムの特徴】
・彩度やコントラストはやや強め
・特徴的な青の発色
・ISO 400の若干のざらざら感あり
今回試写したイエナパンコラー
PEN-Fに画像を合わせて比較するために、ハーフサイズにトリミングしました。
Carl Zeiss Jena Pancolar50mmF2
レンズ構成:4群6枚 ダブルガウス形
絞り羽:6枚
絞り値:F2~f22
最短撮影距離:0.5m
カメラ:IHAGEE EXA 1a
フィルム:Kodak ProImage 100
【フィルムの特徴】
・ポートレートや日常写真向け
・彩度やコントラストは落ち着いている
・全体的に優しいトーン
比較画像です
左側が今年の5月連休に撮影したテッサー、右側が先日撮影したパンコラーの画像です。
どちらも晴天での撮影ですが、撮影場所・対象が違うので、距離感が同じような画像を並べてみました。



テッサーも解像度は良いけど、レトロっぽい、いかにもフィルム写真と言う感じ。色味は控えめかな。
今回のパンコラーは、シャッター速度が遅いのでF5.6~F11で撮ってることもあり、くっきり写ってる。色味はあっさりしているけどキレイな色出してるな。
このカメラ、メチャ可愛いので革のストラップを付けてあげました 😁
不便なとこや欠点もあるけど、シャッター音も良いし、また撮りたくなるカメラです。
















