宮城県の東南東沖130kmを震源とする、
東北地方太平洋沖地震が発生した。
その日、僕は当時の仕事で乗っていた車の助手席でラジオを聴きながら、異常な事態が起きていることに気がついた。
職場に戻るとテレビがつけられており、真っ黒な海にたくさんの車が渦を作って飲み込まれている様子が映っていた。
すぐに関わりのあったNGOの友人に連絡をしてテレビをつけてもらった。
絶句していた。
あれから9年。
日本のみならず、世界は新たなウィルスの脅威にさらされ、経済はその影響を受け、リーマンショック以上の、そして世界的な恐慌に見舞われるのではないかとさえ言われている。
仮に、コロナウィルスの脅威が鎮静化し、平然と日常がまた僕たちの目の前に現れても、その頃には超大型台風が脅威的な被害(100m級の風速)を及ぼすかも知れない。
懐疑論をものともせず、着々と進行する地球温暖化は食料と住む場所を僕たちから奪い去っていくだろう。
今、誰の目にも触れないかもしれない場所でこんなことを書いているのは馬鹿げているかもしれないが、言う。
非常事態宣言なのだ。