陸羽国へやって来たジライアたち。
里の住人が言うには、この国を統べていたオニ族のあくろう王が大門教に入ってしまったらしい。
陸羽国を平和に治め、人々から慕われていたあくろう王。
本当に心変わりしてしまったのか?
真相を確かめるべく多賀城へとやって来た。
問いかけるジライアにあくろう王は問答無用で襲い掛かってきた。
オニ族の大将だけあって渾身の一撃が怖い相手だ。
しかし相手を眠らせる月寝の術がよく効く。
眠ってしまえば火の勇者の敵ではない。
あくろう王の子どもが大門教のダンジョウに人質にとられているらしい。
そのためにダンジョウの命令をきいていたというのだ。
ジライアに子どもを救うと約束する。
「おれの命は預けよう」
そうしてあくろう王も共に戦うこととなった。
あくろう王はその力強い攻撃で敵を蹴散らしていく。
頼もしい仲間を得たジライアは各地の神獣たちの封印を破っていった。
ねこま村の白ネコ様を助け出したジライアは、敵の呪文を封じる禁印の術を授かった。
そんな時、タマモの落とした殺生石のある白河の関で、ホテイ丸が待っているとの話を聞く。
白河の関にやって来たジライアにホテイ丸はダンジョウの力の秘密を話した。
ダンジョウは魔神像から力を得ているというのだ。
あっという間にかみなり玉を作ったホテイ丸は、それをジライアに託した。
ダンジョウは強力な魔法を使ってくる相手。
しかしジライアには白ネコ様から授かった禁印の術がある。
ダンジョウを倒したものの、人々は飢えていた。
米が消えてしまったというのだ。
大門教に入って米が貰おうとする人が増えてきていた。
何か裏がある。
そうにらんだジライアは大門教会を探ることにした。
そこに倒したはずのダンジョウが現れた。
魔神像がある限り、ダンジョウは何度でもよみがえってくるのだという。
しかしジライアには禁印の術がある。
再び倒すことに成功した。
隠し通路の奥にとらわれていた村人が言うには、ダンジョウはネズミを操って国中の米を盗ませていたというのだ。
あくろう王の子どももそこにとらわれていた。
ダンジョウは米沢城の地下に戻ったらしい。
米沢城の地下には、ダンジョウに騙された人々の魂が漂っていた。
早く元の体に戻してあげなければ。
急ぎ進んでいったジライアたちが細い通路にやって来た時、三たびダンジョウが現れた。
そして勝利する。
連戦を乗り越え、ついに魔神像の下へとたどり着くことができた。
その正体はネズミの化け物、大門教13人衆の3番手ハーメルンだったのだ。
正体を明かしたところで禁印の術がある限り怖い相手ではない。
難なく撃退することができた。
また復活する前に魔神像を壊さなくては。
ジライアはかみなり玉を魔神像に仕掛けた。
その時ダンジョウの声が響き渡った。
最後の力を見せると言い、大きな地震を発生させた。
地震のせいで溶岩が流れ出してきた。
このままではすぐに溶岩に飲み込まれてしまう。
その時、あくろう王が溶岩の前に立ちはだかった。
その身をもって溶岩を食い止めるというのだ。
あくろう王の助けを得、ジライアたちは無事に脱出することができた。
死んだと思ったあくろう王は、白ネコ様の力で助け出されていた。
安堵するジライア。
助け出されたあくろう王は、これからも陸羽国を守っていくという。
あくろう王と別れたジライアは、すがゆ温泉を訪れていた。
ここでは温泉宿のカンバン娘の話題で持ちきりだった。
そこへ白ヘビ様がやって来た。
白ヘビ様が言うには、三人目の火の勇者オロチ丸がここに来ているらしい。
しかしオロチ丸は、育ての親である江戸のショーグンが大門教に入ってしまったため、戦うことをためらっているというのだ。
白ヘビ様は言った。
じゃせん洞に行き、ヘビ玉を取ってきなさいと。
それをオロチ丸に見せれば、きっと火の勇者の使命に目覚めるとも。
じゃせん洞に向かうジライアだったが、すでに洞は大門教の巨大ムカデに襲われているらしい。
じゃせん洞は小さな島が橋によってつながれている水の洞窟だった。
しかし、向こう岸に渡る橋が見つからない。
最奥ではこれまでのムカデとは比べ物にならないほどの大ムカデが行く手を遮る。
その先で、マサカドを封じることのできる伝説のヘビ玉を手に入れることができた。
村に帰って来たジライアは、オロチ丸がカンバン娘に化けていることを看破。
しかしショーグンを裏切るわけにはいかないと言い、ヘビ玉を持ったまま姿を消してしまう。
白ヘビ様の下へ行くと、オロチ丸は先に陸奥国へと行ったという。
そしてオロチ丸からの手紙を渡された。
それには、大門教のことを独自に調べると書かれていた。
ジライアたちはオロチ丸を追い陸奥国へと向かう。
【第4夜】へ続く
【今回紹介したソフト】