手帳の事を聞くと子供達が知っていた。



多分自分に何かあったらここに手帳があるからと伝えてあったのだろう。




手帳を見てみると色々な事がギッシリ書かれていた。




私は夢中になって最初から最後まで手帳を読みあさった。




日記には病気になってからの症状や治療方法今の体調などがかいてあった。




元々綺麗な字を書くけいじたったが、最後の方は麻薬のせいか字が読みにくくなってる。




突然、書いている内容が変わったり、途中で終わったり、おそらく薬の影響だろう。




次の日に読み返して自分でもショックだったとも書いてあった。




日記の他には家族に宛てた内容、自分にもし何かあったらこういう手続きをして生活の足しにするようアドバイス等が書かれていた。



それも自分でネットなどで調べたのだろう。




手帳を見ていると「けいじらしいな」と思った。




自分で色々調べて考えて、きっちりメモに残してある。




昔から仕事に対しても同じだった。




最後に私宛に葬儀に絶対に呼んでほしい人のリストが書いてあった。




私ならみんなに連絡が取れる事もけいじには解っていたのだろう。




そして「俺はお前に何にもしてあげれなかった。迷惑ばかりかけて勝手なお願いと思うかも知れませんが、できる範囲で良いから困った時は家族の事を助けてあげて下さい。ゴメンな。」と書かれてあった。




胸が熱くなった。




そして私はリストに書いてあったメンバー宛てにすぐ連絡をしました。




これがけいじから私への最後のお願いだった・・・




・・・続く