当時働いていたパブには別にオーナーと社長がいた。




オーナーは全く顔は見せないが、社長は別にも自分でバーを経営しており、たまに店の様子を見に来る程度なのだが、いつも元気で明るい社長がその日は少し暗い顔でやってきた。




社長の話だとオーナーの都合で急遽、1週間後に店を閉めると言う事だった。




みんな突然の話で戸惑いを隠せなかった。




売り上げは好調だったし、何故?って感じだった。




何より1週間後って言うのが・・・




しかし、私達にはもうどうする事もできなかった。




とりあえず、すぐに常連のお客さんに連絡し、最後に今までやったショーの中で特に好評だったものを集め、お客さんに感謝の気持ちを込めてラストのショーをしようと言う事になった。




悲しんでいる暇はなかった。




その日のうちに選曲、構成、キャスティング、編集をし、翌日からレッスンが始まる。




スタッフ全員が店が無くなったらその後どうするかなど全く考えてもなく、今はただ最後のショーのために一生懸命レッスンしていた。




そして閉店の日当日。




何とか一通りお客さんには連絡がついた。




開店と同時にたくさんのお花が届き、徐々にお客さんがやってくる。




段々お店がお客さんでいっぱいになって、その日1回目のショーが始まる・・・




そして1回目のショーも大盛況で終わり、まだこの後2回目のショーがあるにも関わらず、今日で最後と言う事もありスタッフはお客さんに今までのお礼を言って周り、お客さんと一緒に盛り上がり、飲みまくる。




2回目のショーは大丈夫かなと思う心配など要らなかった。




スタッフ全員、(今日で最後、お客さんに良いものを見てもらおう)という気持ちでいっぱいなので、いくら飲んでも酔うことはなかった。




そして夜中からもドンドンお客さんがやってくる。




出来るだけ沢山のお客さんにきてもらおうと思い、入れ替え制にしてたが2部も満席だった。




そしてこの店での本当に最後のショーが始まる・・・




・・・続く