今朝の大阪は雨が降っています。

沖縄に台風が近づいていているということで、

今週は雨が続くようですね。皆様の地域はいかがですか?

 

カラッとしたさわやかな気候が一転し、

湿度が高く蒸し暑い日が増えてきました。

 

この時期、木製の家具で注意したいのが

引出しや扉などの収まり、立て付けが悪くなってしまうことです。

 

木は製品になってからでも、気温や湿気の影響を受けて動きます。

それは木材は繊維質で、水分を含むと膨らみ

また乾燥すると縮んでしまうためです。

そのため、急な湿度の変化で板が反ったり

ひどいときには割れたりすることがあります。

 

雨が降ると、引き出しが堅くなったり、扉がきしんだりする経験を

したことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私たちが製作する木製の家具も、やはり気候の影響を受けますので

もし、使い心地で気になる事があるときは、

どうぞご遠慮なくお知らせ下さいね。

 

 

収納家具の場合、うたたねでは、引き出しの内箱に「桐」を使用しています。

昔から衣類の収納には「桐箪笥」が良いとされてきましたが

桐は湿度の影響を受けにくく、さらに防虫効果が高い、

腐りにくく燃えにくい、重さが軽くて加工がしやすい,

補修再生が可能、などなど

収納家具を作るのにとても向いている木材なのです。

 

 

 

昔から大工さんが実践している「適材適所」という考え方がありますが、

まさに桐は内箱を作るのに最適な材。

ただ今工房では、オーダーいただいた収納家具の製作を行っています。

もちろん内箱には桐を使用。白くて軽い、きれいな木材、

独特の香りがします。

昔の人たちも、桐の効能をきちんと知ったうえで家具を作っていたんですよね、

この令和の時代も変わらず、適材適所の考え方で

良い家具を作りたいと思います。

 

 

うたたねでは、家具のオーダー製作を承っております。

収納家具はもちろん、いろいろな木製品を製作致しますので

お気軽にお問合せ下さい。

また古くなった家具の修理や補修、リメイクなどのご相談も

受け付けております。国産、海外メーカーのものなど

これまでもいろいろな家具を修理させて頂いておりますので

壊れてお困りの家具があれば、ご連絡ください。