渡島大島 渡島小島 | シリベシアン(後志人・Shiribeshian)

シリベシアン(後志人・Shiribeshian)

This is an English blog.
We will introduce sightseeing spots in Hokkaido, mainly Niseko and Shakotan.

北海道渡島半島西側沖合約60キロに位置する無人島の渡島大島は松前大島とも呼ばれている。海底から山頂まで2000mもある火山島(最高標高737m)で、1741年8月18日(寛保元年七月八日)、西山から噴火した。25日からは降灰のため江差で昼も暗くなる。29日山体崩落が起こり、対岸に15mの大津波が押し寄せた。
(日付は各資料バラバラなので気象庁を採用)

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熊石から松前にかけて死者1467人、流出家屋727、船1521破壊、津軽でも田畑の損多く、流失潰家屋約100、死者20人余、佐渡、能登、若狭にも津波、遠くは朝鮮半島まで達したという。死者は2000人以上だったともいわれている。
 
標高23mの丘陵にあった上ノ国町石崎の「比石(ひいし)館」が波に呑まれている様子が描かれている「北海道旧纂図絵」があることから、場所によっては40m以上も達したと思われる。
 
 
 
松前町の沖約23キロ付近に浮かぶ渡島小島は松前小島とも呼ばれ、北海道最南端に位置している。無人島で最高標高293m。

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温暖な渡島小島海域では、北海道の他の海域では見られないサザエの他、アワビ類は内地と同じマダカ、トコブシ、メガイ、クロアワビが生息している。エゾアワビは本来生息していなく人工種苗放流によるものだ。
 
最近脚光を浴びたのは、2017年11月、漁船の避難所・休憩所として設置されている小島漁港から、北朝鮮籍の木造船乗組員が発電機などを盗んだとして逮捕されている。