私の前に、
おじいちゃん、息子、パパが横一列に手を繋いで歩いていた。
会話をするわけでもなく、お互いがお互いのだけ手をしっかりと繋ぎ、前を向いて歩いていた。
パパの靴の紐がほどけ、パパは息子の手を離す、
パパは紐を結び、おじいちゃんと息子は前に歩き続ける、パパは紐を結んだ靴で走る、息子の手がパパに伸びる、そして、手を繋ぐ。
しっかりと、一歩一歩、力強く3人は前を歩いていた。
私は大切ななにかを感じて、胸がぎゅって苦しくなった。
色々な人生がこの世に溢れてる。
人は自分を守る。
守らなくちゃ生きていけないとも思う。
でも自分以外の人を少しでいいから感じて欲しい。
相手の 気持ちを感じていたい。
自分を大事にするように相手も大事に出来たらいい。
共に生きる。
3人の小指は赤い糸で結ばれていた。
私はそこに光りを見た。
てくてくてく。