$シンガー・ソングライター 蜂谷 清香 ~ みちびかれるままに ~-カウアイヒンズー教寺院
先日のアートイン長浜で、手描き「絵ことば」の作品たちが、
いろんな方のところへお嫁に行った。
地元滋賀県内のお客様から、東は静岡から、西は明石まで。
ああ、そうだ、オーストラリアにも。
ありがたいことです。

11月1日からの近江八幡 白雲館での展示会に向けて、
補充する作品を描かないといけないのだけれど、いまひとつ気がすすまない。

きっと、明日から3日間、高野山に行くからだ。
この3日間で、わたしは成長する。
自分が変わる予感がするから、今 描きたくないんだ。

この縁は2年前のカウアイ島ではじまった。

東日本大震災の後、わたしは2回目のハワイカウアイ島に旅立った。
もともと私は、その年は現地でコンサートをさせていただく予定をしていた。

到着してすぐ、その会場にご挨拶に行ったときに、
同じ会場で、数日後に、
「日本の被災者向けの義援金を集めるチャリティーコンサート」が
企画されてることを知る。

そのことを知った私は、非常に有り難く思い、
せっかくなので、日本人として参加させてもらいたいと思った。

誰に話をしたら参加させてもらえるのだろう、と思っていたところに
ふらりとやってきて、私に「この会場の責任者はだれですか?」と聞いてこられた女性。
その女性こそがそのイベントのスタッフ。
まるで待ち合わせたかのようなタイミング。

私が自分の気持ちを伝えると、
「それはすばらしい!実は、企画しているスタッフにも、出演者にも日本人が一人もいなくて、
 とても遠い国のように思っていたけど、日本人であるあなたが参加してくれることで、
 近い国で起ったことなのだと感じることができるわ!」
と、非常に喜んでもらえた。

そんなわけで、参加させてもらえたイベント。

ジョン・デュマスさんや、ティファニー・テイタムさんたちと
同じステージで、

世界の平和を願って、「ぼくの友達」
亡くなられた方々のご冥福を祈って、「観音様」

を歌わせていただきました。

日本のためにコンサートを開いて下さっている人たち、
それに集まって下さっているみなさんの暖かいお気持ちに、
日本人を代表して、歌う前にご挨拶をしました。

「日本のことを思ってくれてありがとう」
「日本が世界の海を汚してしまって、ごめんなさい。」
「日本が世界の空を汚してしまって、ごめんなさい。」

それまでは、困っている貧しい国を助けるのが日本だと思っていた私は、
日本の今の現状を、悲しくて、情けなくて、ぼろぼろ泣きながら歌った。

終演後、いろんな方が声をかけて下さったけれど、
印象的な方が二人おられた。

唯一、お客様として来られていた日本人(でもアメリカ国籍かな?)のAishaさん。

「日本人が震災のことで『ありがとう』と言うことはみんな言うけど、
 海を空を汚して、ごめんなさいと謝るのは、はじめて聞いた。びっくりした。
 でも、たしかにそうね。」と。

もうひとり、
「あなた、観音様と縁があるのね! 
 ハワイ島におられる小田まゆみさんに会いにいきなさい!」
と言ってくれたCameraさん。韓国系アメリカ人。

と言われても、ハワイ島になかなか縁がなくて行けず・・・。

その日の夜はAさんにとーーってもお世話に
(これまた信じられないことがいっぱいで さすがカウアイマジック)
なったけど、長くなるので割愛。
闇夜で路頭に迷うかもしれなかった私を救って下さいました。

バリ帰国後、久しぶりにAishaさんから連絡がきて、
なぜか小田まゆみさんの話に。

そこからぐるっとつながって、森すみれさんにお会いすることに。
すみれさん、すごい。
ほわんと、やわらかいのに、しなやかで強い。

で、またぐるっともどってきて、
森すみれさんが小田まゆみさんを
高野山に迎えてワークショップされることを知り、
「うわあー、ついに、ご縁が回って来た~~」と、
内容もよく分からないまま、
とにかく会いにいかなければと「参加申し込み」。

小田まゆみさんって、どんな人?
いろんな人にきくたび、ざっくりした返事が帰ってきます。
「オーラがすごい人。」
「とにかく会った方がいい。」
・・・なるほど。

で、ワークショップの内容を確認すると、
アート、声(チャンティングも含む)など身体を通した表現、
メディテーション(瞑想)、ヨガ、般若心経
直感を研ぎ澄ませる時間

・・・!!!

どれもこれも、今わたしがすごーく興味あることじゃないですか!
2年前、カウアイ島のヒンズー経寺院で流れていた
マントラのチャンティングが頭から離れない。
「声」による、あの、あちらの世界にいるような気持ちのよい感覚。

セドナでも、ヒンズー経のストゥーパをめざとく見つけ、通っては、
マントラ、読経の会にも参加させてもらった。

同じくセドナの瞑想の会では、
「がーてーがーてーぱらがーてー 
ぱらそーがーてーぼーでぃーそーはー」
を一緒に唱えることがあり、
周りのみんなに
「あなた、上手ね?なんでそんな難しい言葉、覚えられるの?」と言われる。

そりゃあ、多少発音は違えども、
日本でお墓参りで唱えてるのとそっくりですからねえー。

セドナで般若心経を唱えることになるとは、
逆にこちらが驚いたけれども。

そしてまた、会場が「高野山」という神秘的な、別世界。
まだ音連れた、いえいえ、訪れたことがなく、
いつか行って見たいと思っていた聖地。
そんなすごいところに、お泊りして、
すてきな人たちと一緒に濃密な時間を過ごす。
わおー。

それが、いよいよ明日です。

あかん・・・明日早起きなのに、また、わくわくで眠れないかも。

とりあえず、帰ってからの、新しい蜂谷清香にご期待下さい。

神聖な場所で、
いらないもの、そぎおとして、
自分の殻、つきやぶって、べりべりめくって、
しなやかに、たくましく、そして、もっと自由になって帰ってこられそう!

わたしはどこへ向かおうとしているのか。
とりあえず分かっているのは、「光の方」だということ。
みなさんに、心の底から笑顔になっていただけるように。

ご縁をつないで下さったみなさま
ありがとうございます。m(_ _)m

シンガーソングライター&手描き「絵ことば」作家
蜂谷清香(はちやきよか)

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