こんにちは。
前回に引き続き、
なかなか勉強に着手できない、
やり始めるのに時間がかかる息子の話をさせて下さい。
こんな感じ↓であまりにも勉強に手がつかないので・・・
このままではヤバい!!
本人、焦りだけはある(詳しくは過去記事「超絶ネガティブモード再来」を・・・)のに、
達成感や手応えがないとどんどんセルフイメージが下がって
自己肯定感も失っていってしまいかねない。。。
それは、今後の息子のこころにも影響するかもしれないことで。
総合的に今は、
「勉強する時間を確保する」ことが
最優先課題かも!
・・・ということで、
今回は、ちょっと本気!で
モチベーション・マネジメント?を
してみるべく。。
どうして勉強をなかなかやり始められないのか、
ちょっと観察してみました。^^
★息子が勉強を始められない原因
- 勉強が習慣化していない。(ルーティーンに組み込まれていない)
- 何をやるかが漠然としていて明確じゃない。
- ついタブレットを触ってしまう。。(トイレ休憩時タブレットの誘惑に負ける)
- 勉強できる環境(息子にとって集中できる環境)が整っていない。
- 勉強にマイナスイメージ(ツラい・苦しい)を持っていて後回しにしたい。
- ながら勉強をしようとする=気が散る
- 勉強のハードルを自分で上げている(理想が高い、完璧主義)
- 自分に甘い(あえてちょっと厳しい目線だけれど)
ざっとこんな感じかなぁ。。
と、思ってみました。
これが、
机の前に着席してからの息子の行動を、
いろいろ深読みしてみると浮かび上がってきたことです。

まずは、1つ目の
「勉強が習慣化していない」こと。。
「勉強しなきゃ」と思うのは習慣化しているし、
塾で勉強するのも習慣化しているのですが、
帰宅してからの息子のルーティーンを見ていると、
- 手洗いうがい
- おやつにコーンフレーク(高カカオチョコを刻んで入れる)を食べる
- 学校の宿題と明日の支度
ここまではスムーズです。
このあとが問題です。
机の前に座る・・・と思いきやトイレに立ち、タブレットを持っていく。
タブレットはお預かりでーす としまっておくと、
トイレに行ったあと、爪を切り出したり
乾燥した皮膚がかゆいと保湿剤を塗りだしたり、
のどが渇いたと冷蔵庫を物色し始めます。
それから塾のかばんを開け、
ようやくテキストを取り出す・・・と思いきや、配られたお手紙を出し始める。
お手紙整理やプリント整理が終わるのを待つと、
ようやくテキストと宿題の問題集を取り出す・・・と思いきや、
筆箱を出して、鉛筆を削ったり中の付箋を整理したり。。
それを待ち、
ようやくテキストを取り出す・・・と思いきや、
「あれ?漢字ノートがない!」と言い出す・・・
そして捜索。。
ようやくテキストを取り出す・・・と思いきや、
「トイレーー!」
・・・まあね。
生理現象だもんね。
しょうがないよね。
うんうん。
でもさ。
・・・わざとやってる???!!!
というくらい、
決まった3つのルーティーン後の行動が「勉強回避」です。
でも、口癖のように
「今週はオレ超勉強する!」
「今日はめちゃめちゃ本気で勉強する!」
と真顔で言っているあたりが、
言行不一致はなはだしい、、(涙)

そんな日々を続けていたからか、
息子が再び自分にイライラしだしてきました。
「もーやだー頑張ってもわからないー」
(えっ、言うほどやってる?)
「なんでみんなはわかるの?もうなんかずるいよね!」
(何がずるいんだ。。)
「オレばっかりわかんないの。やってもやっても全然クラス上がらないの。なんで?」
(えっ、やってないからじゃないの?)
もはや駄々っ子のように、
結果だけを急いで、現実の着実な積み重ねのプロセスを飛ばして、
イラ立っている様子です。
息子に必要なのはまず、
「勉強をやり始める」ことを「習慣化」すること。
時間を有効に使えば演習量も増えて、
すぐに成績には出ないとしても
自己肯定感(やるだけやったという)は持てるはず。
いまの苛立ちの原因は、
「やらなきゃいけないのに結局やれてない自分」を
自分できっとよく分かっているから。
それでも自分では回避行動をどうすることもできない自分に
また苛立ちを隠せないという感じ。。
これは、、
勉強をやり始める「トリガー」が必要だと思いました。
始めるきっかけです。
ある決まった音楽をかけるとか
私がある決まった動きをするとか、
条件反射的になるくらい毎日、
決まった「きっかけ」が必要かと。
そこで、また超マニアックですが、
脳科学者・苫米地博士監修の「集中力が高まる音楽」を
流してみることに(!)
新しい習慣は、
毎日の古い習慣にくっつけると定着しやすいので、
息子のルーティーン3つ目の「学校の支度」の終わりに
「今日やる宿題のリストを広げる」ことを
流れのまま組み込むことにしてみました。
(と同時に、学校の支度が終わる頃、私が音楽をかける)
なぜ最初の行動を
「問題をとき始める」ではなく、
「今日やる宿題のリストを広げる」にしたかというと、
なるべく「やり始め」のハードルを
低くしようと思ったからです。

息子の考えのパターンを見ていると、
理想が高いと言うか、
すぐに結果を求めがちで
「早く最上位クラスに行くぞ!」
という理想に燃えているぶん、
「すごくたくさん問題を解かなきゃならない」
「すごく難しい問題をクリアしないといけない」
「神レベルと思っているお友達並の勉強量をこなさなければならない」
というふうに、
自分で自分の勉強のハードルを上げているように感じられました。
ちょっと専門的な話をすると、
私は心理療法の中で「認知行動療法」をメインにおこなう心理士です。
(今回はマニアックなことばかりでごめんなさい^^;)
認知行動療法では、その名の通り
「認知」(=そのものごとをどう受け止めているか)が、
「感情」や「行動」を生み出している
と考えるのですが、
息子の場合、
・「すごくたくさん問題を解かなきゃならない」
・「すごく難しい問題をクリアしないといけない」
・「神レベルと思っているお友達並の勉強量をこなさなければならない」
というのが、勉強に対する認知(受け止め方、解釈)
ということになるわけですね。
この認知の「結果」として、
いまのやり始められないという行動が現れているわけなので、
この「認知」をまず変えてしまう。
そんなアプローチが必要だと思ったわけなんです。

と、いうことで、
簡単に言うと
自分がやらなきゃいけない勉強は
「難しくて大変なこと」
という認知(受け止め方・解釈)を、
「カンタンなこと」
に、ハードルを下げることが第一手、と考えます。
息子の「認知」を塗り替えるために、
勉強のイメージを刷新するために、
まずはとことんハードルを下げます。
まずやるルーティーンは
「宿題リストを机に出す」。
続いて、
「赤ペンを持って、最初にやることにひとつマルをつける」
「マルをつけた教科の宿題をとりあえず広げる」
「一番カンタンで、絶対わかる!とか、ここからやりたい!!という問題をひとつ探す」
「一番カンタンで、やりたいと思う1問をとく」。
この時、「流れを止めない」ことも大切なので、
この5つだけ。
これだけと決めて、毎回一気にここまでルーティーン化。
それを息子に伝えてみると、
「え、一番簡単なやりたいやつを1個やればいいの?」
ポカーン。
と、ちょっと拍子抜けのような。
「そうそう。それだけ~」
それだけだから、毎日学校の支度に続けて
そこまでは流れでやる。
拍子抜けするほどカンタンなことだと思えれば、
息子のこころの中でだいぶハードルが下がるわけですね。

「継続は力なり」とは良く言ったもので、
「継続」することは、
ある意味無敵だと思ったりすることがあります。
本当に「継続」することで、不可能を可能にすることが
できちゃったりするわけなんですよね。
例えば、私と息子の苦手な算数もそう。
一日では、いきなり難易度の高い問題を
早くたくさん解けるようにはなりませんが、
毎日数問ずつコツコツ継続して取り組んでいるうちに、
いつの間にかできるようになってしまう。。。
継続することで、
自分の中に積み重ねられてきた場数の多さ、
つまり演習量が、
センスを磨き、感覚を養い、問題に慣れ、理解を深め、
結果的に「早く」「正確に」「たくさん」
解ける力を身につけていくわけですね。
(まだまだそこは程遠いですが…^^;)
つまり、「継続」というのは
「困難」を「簡単」に変え、
不可能を可能にする力を持っている。
長い目で見た時に、
驚くほどの効果を発揮するもの。
それに加えて「継続」には
最大のメリット「習慣化」がありますよね。
毎日継続していることは、いつの間にか自然に無理なく
生活の中で「習慣化」していきます。
人生は「習慣」の積み重ねに
形作られているというほど、
日々の暮らしの大きなウエイトを占める「習慣」。
最初のうちは大変に思えることも、
習慣化してしまえば
それを「無意識」が自然におこなってくれるようになります。
たとえば
ごはんが目の前に出されたら、
お箸を使って食べることが当たり前だと、
「2本の棒をお互いに噛み合うように動かし
ものをはさんでつまみ上げて口に運ぶなんて大変だ」
とわざわざ思ったりはしないわけですよね。^^
はじめてお箸を使った赤ちゃんは
慣れるまで大変だったかもしれませんが、
慣れて習慣化してしまえば「当たり前」のことになるので、
特に疑問も抱かず、
そのことに意識さえ向けず、当たり前で自然に、
無意識にお箸を上手に使ってごはんを食べるわけです。
それを勉強に置き換えることができたら。。。
例えが長くなりましたが、
「習慣化」はある意味、無敵なわけですよね。
もっと言えば、
「習慣化」「あたりまえ化」していることは、
逆にそれをしないと脳の中で違和感が出てきます。
「認知的不協和」と読んだりもしますが、
「当たり前」と思っていることをしないと、
「あれ?まだやってないじゃん・・・」
と、なんだかムズムズするわけですね。
脳の中の「恒常性維持機能(ホメオスタシス)」という、
読んで字のごとく”恒常性”を”維持”しようとする、
「今まで通りのことをやり続けたい」機能も働きますし、
「毎日この時間に勉強しないと生活ペースがおかしくなる」
というくらい、習慣化することができてしまえば、
毎日、
「宿題終わった?」
「早く始めちゃったら?」
「とりあえず宿題終わらせちゃおうよ」
という無限ループのような声掛けを
し続けなくていいわけですよね。

まずは、1週間。
ルーティーンの最後にくっつけて組み込むことにしてみました。
もはや悪あがきのようでもありますが。。
サクサク勉強に取り掛かれるお友達の話を聞くと、
こんなところでつまづいているけども。。
と思ってしまいそうになりますが、
それはそれ、これはこれ。
我が家の息子は究極マイペースなのでした。。。
今は、ここからしか、動き出せない。
あるようで無い時間なのはわかっていますが、
だからといって焦っても
結果だけを手に入れることはできません。
遠くても、
目の前の一歩づつ。
小さくても、着実に前に進めることを信じて。

今日も読んで下さって、
あなたの大切な時間をありがとうございました!