こんにちは。
訪れてくださってありがとうございます。
息子の勉強にとことんつきあうべく
家庭教師のようになっていたらあっという間に時間が経ってしまいました…
理解して噛み砕いて、伝わるよう教えるために
こちらが倍勉強しなくちゃならないという…^^;
必死で小5算数にかじりついていたため、
気付いたらこんなにもブログ更新が止まってしまっていました…Σ(゚∀゚;)ノ
そしてそして。
モチベーションマネジメントのために
試行錯誤していたこと。
先日の組分けテスト。
ご報告が山程あります。。
まず、「勉強をやり始められない」ことについて。
前回の通り色々なことを試してみての二週間。
(前回の試み詳細はこちら↓)
結果から先にお伝えすると、
ありがたいことに、
試みは見事にハマってくれました。
特に、息子にとってどうやら
効果的だったのは、
「勉強のハードルを下げる」
ことだったようです。
好きな教科、カンタンな問題や
好きな問題からとりあえずひとつ…
というのは、とにかく
「やり始めて欲しい」という思いからなる
苦肉の策だったのですが、
案外「勉強への心理的ハードルを下げる」ことに
一役買ってくれたようで。
「カンタンな問題なら」
「好きな問題なら」
「とりあえずひとつなら」
という、”とっかかり”。
導入のための、トリガー。
そのひとつができたら
とりあえず丸付けをする…
丸付けすると、カンタンな問題や
やりたいと思ったくらいの理解度の問題なので
だいたいは○。
○だと、合ってたー!という
ほんのちょっとの自信と楽しさになり、
「おっ、すごいじゃん!
やるねぇ、わかってるじゃん」
と声を掛ければ、
「これはこうなるんだよ。
それでこうするから、こうなる…」
と得意げに説明を始める。。^^
「なるほどねぇーー!」
とこちらが生徒役に徹し、ふむふむと納得すれば、
満足げなドヤ顔。^^
「なるほどねー。これできたから、
これなんかももうできそうだねー」
という2問目へのスムーズな移行…^^V
間違っていた場合は、
「あれ?なんで?
自信あるやつだったのに、なんで間違えたんだ?」
と自ら見直しが自然に始まる…
「あー!単位間違えてた!」
とか、
「なんだー!割る時分数逆に書いてた!」
とか、
単にケアレスミスだとくやしかったりして、
「じゃあ、これやってみたら?
今度はケアレスミスしなければ○じゃん」
と出してみれば、
「あーくそ!やり方合ってたのにくそ!」
と言いながら
自然に取り掛かってくれているという。。。
このとき、
「やりたい問題探し」も
ひとつの楽しさになっていたようでした。
「あー、これこれ。
これならいいや。
これしかわかんないしねー」
と言いながらでも、ひとつ取り掛かる。
そうすると、
「これ似てる問題じゃない?
やれそうじゃない?合ってたんだし。」
と類似問題を出すと
「なになに?」
とつられてくれるという…^^
・・・あれあれ?
私が積極的に関わればよかっただけ??
なんだか結構やり始めてる??
という、少しの拍子抜け感と、
小学生の「素直さ」に感嘆。
子どもって、ほんとに素直なんだなぁ。。。
(単純とも言えるかもしれませんが^^;)
私(大人)だったらこうスムーズに
うまくは乗っかってくれないのではないかと思いつつ。
新理論やサイエンスが大好きな息子は、
”機能音源”にも興味を持ち、
私が流していた苫米地博士の
集中力をupする音楽のみならず、
528Hzなどの脳や神経に作用するといわれる音源を
Youtubeなどで探してきては自ら掛けていて、
掛けたからには集中してみよう…という
自らを実験台にして考察を楽しむかのように、
「なんかこの曲集中できる気がする!
イヤホン買って!」
と言ってきたり。。
(YoutubeはCMが入るので、
結局その原曲ににたものを購入して
ダウンロードして使いましたが)
色々な試みが、
それぞれの形で全てうまく回りだしたような。
もうひとつ、
実際の試みの中で
妙にうまくハマってくれたものがありました。
それは、
「超気持ち悪い所で勉強をやめる」
という方法。
どういうことかというと、
勉強していると必ず、
途中で夕ご飯の時間になったり、
お風呂に入る時間になったり、
そろそろ寝るよ―
ということになりますよね。
その時に、
「超気持ち悪い所で勉強を中断する」んです。
今までは、
「キリが良い所で終わらせてご飯にしよう。」とか、
「このページまで終わったらお風呂に入ろう。」
といったように、
”キリが良いところ”
’ここまでできたら”
という、ある種の「キレイな区切り」がある所で
勉強を中断していました。
それを、
「めちゃめちゃ気持ち悪い所で中断する」
ということに変えてみたわけです。
これは子どもの性格タイプにもよると思いますが、
ちょっと生真面目できっちりしたいタイプの息子には
苦役になるのではないか…と思い、
あえてトライ。(ごめん!)
つまり、問題を解いている途中で
中断させてしまうわけですね。
そうすると、当然
「気持ち悪い」。
終わりきっていない感、
中途半端感、
やり残した感、、、
モヤモヤうずうず。
この心理的な不協和を逆手に取って、
「早く続きをやりたい」
という無意識に働きかける方法です。
特に生真面目なきっちりタイプの息子は、
「えーーーあとちょっとだよ」と言うので、
「ごめん、キリがないから時間で切ろう。
ご飯食べたら続きやろ。」
と”時間ルールで切った”ことにして強制中断。
「うわーやってたとこなのにー」
「途中なのにーー」
というクレームには、ごめんごめんということで、
ご飯やお風呂を挟む。
そうすると、中断後の取り掛かりが面白いほど早い。
中途半端な
「気持ち悪さ」
を解消したくて、
すぐに取り掛かり、
すぐに集中する。
さっき解きかけていた続きを思い出したいから、
すぐにゾーンに入る。
たまに、
「えーーーもう
どこまでやったか忘れちゃったよ―」
となることもありましたが、
その時は一緒に、
「まずこれはここじゃん?
で、これはどうする?こう?」と私がとき始めると、
「あー、待って待って。
あ-そうだ、ここまでやったんだ。
で、これがこうだってわかったから、
あー、次はここを求めるとこだった」
と思い出してまた取り掛かる。。
この方法が、
けっこうロスタイムをなくしてくれたような。
(本人は気持ち悪いでしょうが^^;)
そんな二週間の試行錯誤を経ての組分け公開テスト。
相変わらず算数の先生とは合わず
塾では全く理解できず、
そのうえ質問に行くと
「こんなのもわからないのか」と言われ
教えてもらえないという、
「もはやストレスにしかならない」(本人談)
という環境の中。。
とにかく夢中の二週間。
組分けテスト当日は、
私がラジオ収録で不在にせざるを得なかったのですが、
終了後合流した息子の顔が
いつになく上気して見えました。
「なんか俺、ちゃんと勉強したよ」
・・・?
ちゃんとテスト受けてきたよ、じゃなくて?
と思いながら見た顔は、
「満足感」
「やるだけやった」
というような、落ち着いた笑顔。
ここのところ超絶ネガティブモードの間は
見せてくれなかったような顔でした。
月曜日のこと。
勉強机に座っていたはずの息子が悲鳴をあげました。
「わーーーーーーー!!!!!」
「どうした?!」
びっくりして息子の様子を見に行ってみると。
「上がってる!!!
オレ、クラスランク上がった!」
組分けテスト結果を表示したタブレットを握りしめて。
いつか、
越えられないと絶望した算数の3問。
もがいてももがいても、
自信がなくなるばかりで。
焦りに飲み込まれて、
周りと比べて自己否定に走って、
モヤモヤをめいっぱい抱えながら
机に向かっていた姿。
どうしても越えられなかった壁。
高く険しかった壁。
遠く遠く見えていた場所。
頑張っても頑張っても、
届かないように思えていた場所。
正直なことを言ってしまえば、
私はもう、
「突き当りの天井が見えてしまった」
と思っていた…
・・・手が、届いた。
やっと、やっと。
突き抜けた。
算数3問どころか、
総合点が80点以上上がっていることを示す画面。
見ているうちに、数字がぼやけてきます。
この先、これをキープするのも
息子にとっては並大抵のことではないでしょう。
この先を目指すことも、さらなる努力が必要です。
上には上がいて、
続く下剋上。
でも。
今だけは。
本当に本当によく頑張ったね。
心から全肯定してあげたいと思いました。
超絶ネガティブに落ち込んだ日も、
どうしても越えられないと絶望的になった日も、
荒れて暴れた日も、
泣きわめいてもがいた日も、
焦りに飲み込まれて苦しんだ日も、
自分を否定していた日も、
投げ出さず、逃げ出さず、
それでも最後は机にしがみついたキミを、
ママは誇りに思うよ。
他のよくできる子達から見たら、
なんでもない一歩かもしれない。
まだまだ全然、
喜ぶところじゃないかもしれない。
それでも。
クラスやランクが上がる云々ではなくても、
「ただ、挑戦し続ける」
という姿勢。
叶いそうだからやるとか
手に入れられそうだから頑張るとかではなく
無理だと思っていても、
絶望的に思えていても、
苦しくて暴れたくてもがいていても、
挑戦しなければ、未来にそれを叶えることはできないんだ。
大人になって、
色々なことに保守的になって、
逃げることや上手に調整すること、
無駄打ちをしないよう打算的思考が得意になった私に、
「ただ、挑戦し続けること」
そして
「決して全部、無駄にならないこと」
高い壁ほど、越えた時に待っているものが大きいこと。
そんなことを思い出させてくれた一幕でした。
もう無理だと毎日言いながらも
やり続ける姿に勇気をもらった。
越えられないと思い知らされた壁にも
挑戦することの意味を教えてくれた。
そんなにも難しいと思うこともいつか
できてしまうことだってあると
わからせてくれた。
「何かを頑張ること」が
こんなにも尊いと教えてくれた。
改めて、得るものの多い中学受験勉強だなと
しみじみ思う、秋晴れの今日でした。
大切な時間をどうもありがとうございました!