[半年前までは音楽も聴けなかった私] | 彩色日記~泣いちゃうくらい歌が好き~

[半年前までは音楽も聴けなかった私]

めちゃめちゃ久しぶりの投稿です。

前回の投稿をしてから、

かなり日がたっていましたね。


思い返せば、半年前までは、
音楽を「聴く」ことすらほとんどできなくて、
5.6年間、ほぼ歌うことも、歌のお仕事も出来ずにいました。

長年の喉の不調が急に悪化していた、3.4年前は、
1年ほど、ずっと、最低限のお仕事以外は、
人も会えず、家族と、数少ない友人とだけお付き合いしていました。

30分も話すと、声が枯れてしまい、
数日もとに戻らなかったので、
続けさせてもらっているラジオのお仕事も、
何度も引退を考えていました。

絶望の度に、家族や、
温かい人たちの言葉に、なんとか救われて、

自暴自棄になりそうな自分が、
なんとか生きてこられたという感じです。
本当に。。。。

今は、日常的な会話では声が枯れることは
少なくなってきましたが、
歌声としての質は、元にはもどらず、
音域もびっくりするほどせばまり、
自分の想定外のところで、声がひっくり返ったり、
異音がなったりする状態です。

喉は、多分後天的な神経系の問題もあり、
元にはもどらないだろうな〜と想定しています。

一時は、100万円ほどかかる、
再生医療の手術も考えましたが、
そこまでして、元に戻さないといけないという、
私の強迫観念とも向き合うきっかけにもなりました。

やめておいたほうがいいというアドバイスもあり、
今は、無茶な治療は考えてはいません。

でも、ずっと歌うことは諦めていたし、
「出来なくなった」自分と向き合うことは、
そこはかとなく怖いことでした。

歌おうとするだけで、冷や汗がでるほどに。。。

それでも、
長年のお付き合いのある、
↓このコンサートのプロデュースをされる秋庭さんは、
ある意味「いとも簡単に」

コンサート、出演してみない?
できそうなら、少し歌ってみたら?
と、サラリと声をかけて下さったのです。

それは、私の固い心の鎧があるとするならば、
ノックしたり壊そうとしたりというよりも、
鎧自体、そもそも「ある」と思っているだけで、
ほんとうに「ある」のですか?
と聞かれているようで。

自分を、少しずつでも、変えていけるのは、
「行動」できるのは、
ほんとうに「自分」しかいないんだなって。

ずっとずっと、
この症状にたいして、受け身でいいのかな。
もう少し、能動的になってみてはどうかな。

そんな風に、すこしだけ思えるようになりました。

コンサートでは、朗読をしたり、すこしピアノも弾きますが
「歌う」ということにも、できたらチャレンジしてみる予定です。

当日の、具合によって、変更の可能性も0ではないのですが、
そのつもりで、準備をしています。

「出来なくなっても、諦めなくてもいい」
出来ないという事実を、見つめる先に、
小さな、自分の行動の種を見つけることができたら。

「やる」ということは、
あらためて、出来ない自分を見つめることになり、
今まで以上に辛い時間もあります。

でも、見ないふりをして生きていくのは、
もう十分時間を費やしたかな。。。という気がしています。

とりとめのない文章ですが、
誰かに何か届けば嬉しいです。

音楽に限らず、生きていくなかでは、
絶望も瞬間が誰にでもあって。。。
でも、それを見つめる先に、きっと何かあると。
だからこそ、生きていると、信じていたいです。

大げさかもですが、今の気持ちはそんな感じ。
久々に、長い文章を書いたな〜。

コンサートのご予約は、直接メールやコメント
頂いても受け付けております^ー^