今朝、7:00にアップされたこちらの動画。
欧米の方に日本人の立場が届くように、アサ〇リの、特に「Tottoritom」についての疑惑を、分かりやすく説明してくれています。

掻い摘んで、この動画の背景を説明してみます。
11月に発売予定のゲーム アサ〇リですが、この主人公の一人、黒人弥助が、武士の身分だったという根拠として、大きなウエイトを占めているのが、おそらく海外の弥助に関するWikiとトーマスロックリー氏の著作物、そしてそれらに感化されて生まれたアニメや映画です。
それらを根拠に、海外では「弥助はサムライの身分だった」というのが本当のことのように信じられているのですが、その根拠自体が、一人の人物の身勝手な改ざんによって歪められている可能性があるのです。
そしてゲーム開発企業のUBIはこれを史実だと言って、日本人が抗議しても聞く耳を持たない状態です。

現在、日本では、この様に日本の歴史が、個人や一企業の思惑で歪められていくことに抵抗する動きが起こっているのですが、この運動を、単に日本人がゲームの主人公ではなかったことへの反発だとか、日本人ゲーマーだけの問題だと捉えている人が多く、特に海外に真意が伝わっていないため、この様な英語での動画が作られたという経緯だと思います。

頼むぜエディタさんの動画のとてもいいところは、
まず、日本のパスポートをしっかり見せて、自分が日本人の立場で発言していることを示しているところ。
(そうしないとUBIが、これは日本人のフリをした白人レイシストが黒人主人公に反発しただけだ、と言って揉み消してくるからです)
タイトルが日本から見ると日本語で、海外から見ると英語で表示されるようにしてあること。
文章が簡潔で、遊び部分が少ないこと。
そして、何より、噂でしかないことは、「もちろん噂ですが」と前置きして話し、それでも、疑うに足る要素があることを話してくれていることです。
とても信頼できる話し方だと思います。

動画内で説明されていることですが、「Tottoritom」とトーマスロックリー氏が同一人物ではないかという疑惑について話しています。

・英語版Wikiの弥助に関するページが2015年から複数回に渡って、「Tottoritom」というユーザーによって書き換えられている
・「Tottoritom」がトーマスロックリー氏ではないかというのは、あくまで噂だが、ロックリー氏が最初に日本で赴任したのが鳥取の小学校で、そこで2年間働いていた
そしてトーマスの愛称はトム
・「Tottoritom」は、2015年9月12日に2016年に刊行される予定のトーマスロックリー氏の著作物を参考文献に書き加えている
・「Tottoritom」は、2019年1月25日 Wikiの視聴者に推薦する文献としてトーマスロックリー氏が(2019年4月30日に)発売した「African Samurai: The True Story of Yasuke, a Legendary Black Warrior in Feudal Japan」を書き込んでいる

これらのことから、「Tottoritom」がトーマスロックリー氏本人、もしくは彼に非常に近しい人物なのではないかという疑惑が出ている、ということです。

動画は、誰であれ、間違った情報をWikiに書き加えようとする人がいるならば、どうぞ止めてください、すべての文化が尊重され正しく扱われるように、協力し合いましょう、と締めくくっています。

この動画は、YOUTUBE以外に、インスタ、ツイッター、TikTok、ニコニコ、インスタサブのアカウントで投稿されていて、海外に向けて拡散することができるようになっています。

海外では、まだトーマスロックリー氏が自作自演をしたのではないかという疑惑の根拠がはっきり伝わっていないようなので、この動画が拡散されれば、日本側が全く根拠のない噂で個人を貶めようとしているわけではないことが理解されるのではないかと思います。