約1週間振りの更新となります

昨年は,わたしの哲学にお付き合い頂きありがとうございました

2024年もどうぞよろしくお願い申し上げます

 

2024年の幕開けは,

1月1日に能登半島地震,

そして本日の2日に日本航空516便衝突炎上事故と

胸を痛めることばかりでした

関係者のみなさまのご無事をお祈り申し上げます

 

年明け早々に大変恐縮なのですが

今日は,わたしの体験をお話しさせていただいて宜しいでしょうか

 

過去の震災や自分語りを見聞きするのは,【正直,今はストレス】という方は,

是非,今この瞬間にこのページを閉じてください

 

7年前に亡くなったわたしの祖母は,

関東大震災ならびに東京大空襲の被災者でした

祖母は,今更ながら凄まじい経験をしたと思います

 

そのような祖母に,大学受験を前にしたわたしは聞きました(安直・愚直

 

おばあちゃん,

震災と空襲とで,どっちが大変だった?

 

今思うと,

何と愚鈍な質問をしたものか!

もっと有益な質問があったではなかろうか!

と,猛省する次第ではあるのですが,

祖母は真剣に,そして今のわたしにとって重要なことを教えてくれました

 

震災も空襲も,独りではなかったから

辛くなかったよ

独りが一番,辛いことだよ

と,その後のわたしの臨床に影響を与えたと思われる一言を

祖母は,当時,人生の酸いも甘いも嚙み分けられないわたしに

惜しみなく教えてくれたというわけです.

 

 

さらにその後,東日本大震災の際,

わたしは臨床心理士会の派遣で宮城県女川町までうかがう機会に恵まれ,

この上のない無力感(絶望感)を味わったことや,

阪神・淡路大震災の被災者であり,交通事故の被害者であるクライエントに

震災は仲間がいたけれど交通事故は孤独だ

と,教えていただいたことは

今のわたしの生き方を大きく変えたといっても過言ではありません

 

 

わたしだけ.

誰とも理解し合えない.

寂しい.

 

そのように感じている方が

独りでも少なくなることを願っています

 

 

2024年もよろしくお願い申し上げます