本日もご訪問いただき,ありがとうございます昇天

三連休明けのお仕事は,いかがでしたでしょうか

 

わたしは,無事にボディクリームとハンドクリームが届き

安堵した三連休明けの夜です

 

さて,今日は,ネガティブ・ケイパビリティについて

お話させてください

 

ネガティブ・ケイパビリティという言葉は,

みなさんにとって、あまり聞き慣れない・見慣れない言葉かもしれませんが

精神科や福祉の領域で,数年前からよく耳にするようになりました

 

ネガティブ・ケイパビリティ(negative capability)

どうにも答えの出ない,どうにも対処しようのない事態に耐える能力

あるいは

性急に証明や理由を求めずに,不確実さや不思議さ,懐疑の中にいることができる能力

を意味します

実は、この言葉は,医療従事者ではなく

イギリスの詩人ジョン・キーツが初めて口にしました

(キーツは,兄弟あての手紙の中で

 シェイクスピアが「ネガティブ・ケイパビリティ」を有していたと書いています)

 

詩人キーツがネガティブ・ケイパビリティの用語を書き記した170年後,

イギリスの精神分析医ウィルフレッド・R・ビオンによって,ようやく

新たに言及されるようになりました

 

今,この言葉,概念が,

症状のポジティブな変化が少ない精神科や福祉の領域で

対人援助職のバーンアウト(燃え尽き症候群)を防いでいるといっても,

過言ではありません

 

なぜならば,対人援助職の方の多くが,

ポジティブ・ケイパビリティの教育を受け,

現場で支援しているからです

 

ポジティブ・ケイパビリティ

できるだけ早く患者さんの問題を見出し,

できるだけ早く,その解決を図ることが至上命令のため

あまり迷いがあってはいけない

 

性急に理由や証明を求めない,

すなわち

間合いをはかる

これこそが,他者も自分も大事にするヒントとなります


変化は少ない方が良い

これを実感できると、生きやすくなります

 

…ネガティブ•ケイパビリティにご興味を持ってくださった方々には、

以下の図書がおすすめです飛び出すハート



今日も、最後までお付き合いいただき、

ありがとうございました合格合格合格