本書の中心は広告コピーの書き方ですが、それだけにとどまらず応用できそうでした。プロである以上一発屋ではダメです。常に一定の水準以上のひらめきを出せなければプロとは言えません。そこで、ひらめきを持続するにはそのための準備が必要、と著者は説いてます。
さすが広告の現場で多くの作品を手がけつつ、育成にも携わっているだけあって、この上なく読みやすい内容です。書き下した文章なので、気をつけて読んでいないと素通りしてしまいそうです。
ところで著者が述べているのは、物事はより具体的に感じること、そのとき自分が何を感じたかを記憶すること、そして対象をあらゆるものとの関係性で捉えてみること、そして何よりたくさん考える、とにかく目一杯考えること、です。
ジャーナリストの方も、取材で得た10の知識を10出してしまってはいいものは書けない、と言われているのを目にしたことがあります。書いているものにどれだけの説得力を持たせるかに、作品の善し悪しを判断する目安があるとすれば、余白にどれだけ書き込んでいるかが勝負になるのかもしれません。
メソッドというほどのものではなく、構えを変えてみる、という感じなので、さっそく実践(というかこの投稿で既に実践してみている)してみたい。
広告コピーってこう書くんだ!読本/谷山 雅計

単なる備忘録(ためになったこと):
☆良かった、と感じた点を具体的に考える(なんか良かったはダメ)
☆他人の気持ちを考えてみる(なぜ良いと思っているのか)
☆過去の自分が何をどう感じたかを覚えておく(今と立ち位置が異なるのは当たり前)
☆論理的に書いたものは生理的に確認してみる
☆物事を表す時は、描写するのではなく解決法を考える
☆シチュエーションに応じた理想的な長さ、を考える
☆中身を書く前に、見出しを100本考えてみる
☆表現したい対象と誰か(何か)の関係性であらゆる角度から捉えてみる


