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閉店SALEがそんなに長いわけがない

タイトルとは無関係の極私的読書感想文

世にビジネス書は数多ありますが、その多くは成功体験からエッセンスを抽出した内容になりがちです。

「こうするとうまくいく!一兆個のルール」とか、「今日からムキムキビジネスマンになるための腹筋法」とか、読んでもたいがい挫折するか、あるいは読まずに鍋敷きになったりします(しないか)。

本書はそうしたハウツー風な書籍群とは一線を画して、「よい競争戦略(ここでいうのは主に経営戦略)を知るには長いストーリーを読み解かねばならない」といいます。

優れた競争戦略には確固とした筋立てがあるのであり、それは物語(ストーリー)としても大変優れているものだ、というわけです。

はじめに断りがあるように、ビジネス書としてはかなり長いです。紹介されているストーリーはどれも素晴らしいものですが、優れた物語というのであれば、もう少し個々の事例を詳しく紹介してもよかったかもしれません。

ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business .../楠木 建

日本人が宇宙飛行士となって、宇宙に飛び立つようになってからずいぶん経ちます。

宇宙ステーションに長期滞在する時代が本格的に訪れ、幼い頃に夢見ていた「200X年のみらいのせかい」が目の前に来ているような気がします。

毛利衛さんや向井千秋さん、最近でいうと若田さんや野口さんたちを見ていつも思うのが、

「この人たち怒ったりしないのかな」

ということです。

宇宙という閉鎖空間で長期滞在過ごすからには、超人的な人の良さ、協調性、優しさなどなどが必要で、一般人には無理なんじゃないかなあとか、思うのです。

で、そんな宇宙飛行士がどのようにして選ばれるのかに密着したドキュメントがNHKで放送されました。

で、番組を書籍化したのが本書という訳です。

なんせJAXAが宇宙飛行士の選抜過程を公開するのも初めてなら、最終試験の舞台となったNASAが試験を明らかにするのも史上初という、超ド級の内容となっています。

やはり予想した通り、超人的な頭脳と協調性、冷静さなどが必要とされるのがよくわかります。

新たに選ばれた3人が宇宙へ飛び立つのは、いつのことになるでしょうか?

ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験 (光文社新書)/大鐘 良一


かつては「日陰者」、今もそれほど状況は変わっているとは思えないが、それでも以前に比べて少しは大切さの認識も増えてきたように思う組織、自衛隊。

本書は自衛隊が国連のPKO活動として初めて海外派遣されたころの話、つまり、完全なる日陰者から徐々に表舞台に出てきた、その端境期における自衛隊ルポといえる。

今にして思えば、ずいぶんと状況が変わったなあと思う部分と、あんまり変わらないと感じる部分もある。

ただ言えるのは、私たちの身の回りの状況は、過去から今に至るまで、一貫してそれを必要としている状態にある、ということ。

だからどうするか、どうしたいかは、よくよく考える問題だとしても。

兵士に聞け (小学館文庫 (す7-1))/杉山 隆男