小説っぽい構成ではなく、ノンフィクション風というか、ルポルタージュのようだというか。とにかく、ちょっと変わってます。
同じ部屋で死んでいた4人が、実は部屋の持ち主ではなかった。では一体彼らは誰なのか、そして何のために殺されたのか・・・というストーリーはなかなか読み応えがあります。
あえていうと、ボクがたまたまノンフィクション好きなので、その構成がかえって気になってしまいました。意図的にそうしているのでしょうが、章によってインタビューだったり、本人の独白だったり、第三者による観察だったりするので、ややまとまりのない印象を受けます。ぶっちゃけちゃうと、これがノンフィクション作品なら「うーん」と思ってしまう感じです。
わざわざ小説をノンフィクションっぽく読む『理由』もないといえばないか・・・。
理由 (新潮文庫)/宮部 みゆき
