最近、残念なニュースで再び話題となったアフガニスタン。
あっちこっちのデカイ国から嬲られるようにしてボロボロになった国。
その国の民の暮らしを少しでも豊かにしようとした日本人。
肌の色が違うから、国籍が違うから、おそらくそんだけの理由ではないと思うが、それでも簡単に殺してしまうことに釈然としない思いは残る。まあ、現地の人からすれば勝手な言い草なのだろうけど。
ところで、本作の舞台はまさにアフガンで、しかも同時多発テロ直後、ビンビンに危ないホットスポットだったころの話である。
著者は我らが不肖・宮嶋。やっぱり行っとったんですね、宮嶋サン。
冒頭に、数多あるアフガン本の中で、「最もエエ加減なもの」だと書いております。確かにその通り、上巻が終わった時点でまだ紛争地帯の前線にすら到着しておりません。恐ろしく切り立った4000メートル級の山越えでヒーヒー言ってます。でも、そうした道程のひとつひとつが砂と埃の大地・アフガニスタンの現状をよく表しているようにも思うのです。
儂は舞い降りた―アフガン従軍記 上 (祥伝社黄金文庫)/宮嶋 茂樹