月曜から夜更かし・・・。

 

テスト期間中の息子が、

帰宅後に爆睡。

 

それに付き合って、(頼まれてもいないのに)

私も寝てしまっていた。

 

つけっぱなしのテレビから、

「デイ・ドリーム・ビリーバー」が流れて目が覚めた。

 

原曲は60年代のアイドルグループ、

ザ・モンキーズが1967年にリリースした

「デイドリーム」だ。

 

忌野清志郎が日本語歌詞を作り、

哀切にセクシーに歌い上げる名曲。

 

私はこの歌詞がとても好きだ。

 

~ずっと夢を見て 安心してた 僕は

デイ・ドリーム・ビリーバー そんで彼女はクイーン~

 

別れてしまった恋人にあてて作った歌詞だと

勝手に思っていた。

が、実は、亡き母を思って作った歌詞だと知った。

 

~もう今は 彼女はどこにもいない 朝早く目覚ましがなっても~

 

どうりで、普遍的な愛のような、

永遠の恋しさというか、

恋人へ宛てた詞というだけでは、

かたずけられない悲しみを感じたんだ。

 

清志郎が母と信じていたひとが亡くなったとき、

実はその母は母の姉つまり継母であったことを知る。

清志郎の実母は彼が3歳のときに亡くなっていた。

そして、一度も会うことのできなかった実母への思いを歌ったのが

「デイ・ドリーム・ビリーバー」なんだそうだ。

 

私が18歳の頃、

認知されていなかった清志郎の歌声を、

夕闇の所沢球場で聴いた。

 

真っ赤なスーツを、細い身体にまとい、

絶叫してステージを駆け巡りながら歌っていた。

 

このひと誰なんだろう・・・

 

忘れられない光景だ。

 

 

私を恋しいとは、

微塵も思っていない息子は、

セブンイレブンのCMソングとしての

認識しかないだろうな。