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「言いたいのに言えない」が卒業できる認知行動セラピスト歌子

仕事や職場で役立つ心理学
言いたいことが言えないを
解決して評価を上げていこう

⁡5日目

それ、本当にあなたの性格ですか?
― 言えない人の思考のクセ―
前回の記事で、
「言えないのは弱さではない」
というお話をしました。


今日はもう一歩進みましょう。


あなたが言えないのは、
本当に“性格”のせいでしょうか?
実は多くの場合、
それは性格ではなく
思考のクセなのです。
たとえば、こんな考えが浮かびませんか?
・言ったら嫌われるかもしれない
・空気が悪くなるかもしれない
・面倒な人だと思われるかもしれない
・私が我慢すれば丸く収まる
これらはすべて、
「まだ起きていない未来」
を予測している思考です。
しかも、思考のパターンとしては
少し悪い方向に考えてしまうクセが
ついてしまったようですね。
そして不思議なことに、
「言ってみたら意外と大丈夫だった」
という経験は
あまり強く記憶に残りません。
脳は、嫌な出来事のほうを
強く覚える性質があります。
これは、私たちの脳が
危険から身を守るための仕組み
を持っているからです。




人間は、はるか昔には
危険の多い環境で生きてきました。
だから脳は、
「嫌なこと」
「失敗したこと」
「傷ついた経験」
こうした情報を強く記憶して、
同じ危険を避けようとします。
つまり脳は、
「安全」よりも
「危険」を優先して記憶するように
できているのです。
そのため、
「言っても大丈夫だった経験」よりも
「言って気まずくなった経験」のほうが強く残り、
「やっぱり言わない方がいい」
と感じやすくなりなります。
つまり、あなたが弱いのではなく、
脳があなたを守ろうとしている
だけなのです


こうして
「やっぱり言わないほうが安全」
と無意識に学習していきます。
それを何度も繰り返すうちに、
「私は言えない性格なんだ」と
思い込んでしまうのです。
ですから【言いたいことが言えない】のは
あなたの変えることの出来ない
性格でははありません。
ただただ繰り返してきた
思考のクセなのです。



今日のワーク
① 最近、言えなかった出来事を
書いてみてください
② そのとき、頭の中で
どんな未来を予測していましたか?
③ それは本当に100%起きると
言い切れますか?
ここで大切なのは、
自分を責めないことです。
「あ、またこの思考のクセが出ているな」と
気づくだけで十分です。
気づける人は、変われます。
言える人になる前に、まずは
「自分の思考のクセを知っている人」
になりましょう。
明日は、感情の扱い方に入っていきます。
焦らなくて大丈夫です。
順番にいきましょうね🌿