思ったことが言えないのは弱さではない | 「言いたいのに言えない」が卒業できる認知行動セラピスト歌子

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言いたいことが言えないを
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「また言えなかった」

 

 

仕事を頼まれたあと、会議のあとなどに
胸の奥が重くなることはありませんか。

 

本当は違うと思っていた。
本当は少し傷ついていた。
本当は無理だと感じていた。

でも、言葉にできなかった。

 

そして心のどこかで
こう思ってしまうのです。

 

「私は弱いのかもしれない」と。

もしあなたが
そんなふうに感じているなら、
私ははっきりお伝えしたいのです。

 

思ったことが言えないのは
弱さではありません。

 

なぜ言えなくなるのでしょうか

 

会社で働く女性は、
日々たくさんの役割を抱えています。

 

空気を読むこと。
場を和ませること。
衝突を避けること。

 

知らないうちに、
自分の気持ちよりも
周りの安心を優先してきた

のではないでしょうか。

 

それは弱さではありません。

それは、
周囲を大切にしてきた証です。

むしろとても高い能力です。

 

本当の問題はどこにあるのでしょう

 

問題は、
言えないことそのものではありません。

 

言えなかった自分を
責め続けてしまうことです。

 

「あのとき言えなかった」
「やっぱり私はだめだ」

 

そうやって自分を否定するたびに、
自己信頼は少しずつ削られていきます。

 

あなたが悪いのではありません。

 

ただ、
自分の気持ちを後回しにすることに
慣れてしまっただけなのです。





 

「本当はどう思ってる?」がなぜ大切なのか


 

言えない状態が続くと、
あることが起きます。

 

それは、
自分の本音がわからなくなることです。

 

私自身もこのことに気がついた時

自分のことが分からなすぎてショックでした。

 

何が嫌なのか。
何がつらいのか。
何が本当は望みなのか。

何が好きなのか。

 

これが曖昧になると、
人生はいつのまにか
他人の期待に合わせるものになってしまいます。

 

他人の期待に応えることが基準になってしまうと

他人からの評価が得られない限り

幸せが遠ざかっていくのです。

 

だからこそ大切なのが、
この問いです。

 

「私は本当はどう思ってる?」

 

これは、
強くなるための問いではありません。

 

自分との信頼関係を
取り戻すための問いなのです。

 

自分の本音を、
まず自分が受け取る。

それだけで、
心の土台は少しずつ整っていきます。

 

具体的にどうすればいいのでしょうか

 

方法は、とてもシンプルです。

 

① その日のモヤモヤを書き出します
出来事をそのまま書けば十分です。

 

② そのときの本音を書きます
きれいな言葉にしなくて大丈夫です。

「本当は嫌だった」
「正直、悲しかった」
「それは違うと思った」

そのままでいいのです。

 

③ 最後に、自分にこう言ってください
「そう思うよね」

 

評価もしなくていい。
反省もしなくていい。

 

ただ、
自分の気持ちを認めてあげるのです。

 

これを続けると、
少しずつ変化が生まれます。

 

いきなり会議で発言できなくても、
小さな場面で一言言えるようになります。

 

その一言は、
自分との信頼が育った証です。



 

あなたは弱くありません

 

思ったことが言えないのは、
弱さではありません。

 

それは、
人を大切にしてきた優しさです。

 

 

でもこれからは、
自分自身のことも同じくらい

大切にしていいのです。

 

今日も言えなかったとしても、
それで大丈夫です。

 

まずは、
自分の本音を
自分だけは見捨てないこと。

 

そこから、
静かに変化は始まります。