我が家の四女。2歳よりてんかん発作を起こし、服薬治療でも中々発作のコントロールが難しく、小学校1年の時に、呼吸停止を伴う大発作を起こしてからは、後遺症と多剤服薬の副作用による認知機能の低下、発達の遅れも大きく。。。 

 

5歳上の三女は、小さい時から妹を可愛がり、献身的にお世話をしてくれた。

四女が困っている事にアンテナを立てて、私に知らせてくれる。

四女が言いたい事を代弁して言ってくれる。

私が言葉足らずで、四女に伝わってない内容も、ちゃんとわかる様に説明してくれる。


中学生になり、四女は知的な発達と、体と心のバランスが難しくなってきた。


「四女ちゃんはね、上手く表現できないだけで、色々考えているんだよ。成長しているよね。」


三女は、そんな風に、よく私に伝えてくれた。


三女亡きあと、その失った存在の大きさに行動障害が始まった四女。


治療を経て❤️‍🩹落ち着いた今の四女を見た時に、三女の喪失による精神的なダメージと、環境の著しい変化による脳の不具合により起こった「行動障害」であったと、確信することができるけれど、我が子が急に暴れ出した時、知識がなければ母親は唯々自分を責めて抱え込んでしまうことが多い。


私があの時、自分自身も三女の自死という出来事に打ちのめされながらも、パニックに陥らずに四女に医療を挟むことができたのは、同じく障害のある次女の思春期が壮絶に大変だったために、頼れる医療機関が近くにあったからだ。


精神科医療と「適切に」繋がること


これは、障害を有する子の子育てや、精神的バランスを崩した家族と生活する家庭、自死遺族についても大きな課題があると感じている。


四女は事後半年から数ヶ月かけて、思春期精神科での入院治療を行いながら、院内学級で緩やかな教育を受けた。徐々に外泊を増やして、三女の居ない生活に慣れ、理解し、その生活を受け入れていくことを繰り返し退院した。


退院してからもしばらくは訪問看護を受けながら、丁寧に状態を共有してもらった。


1番酷かった時には、抗精神薬を一時的に服薬させざるを得ない時もあったけれど、現在の常識的な精神科医療では、長期的に投薬などはせず、行動療法や環境整備を並行して行うことで、頓服も減らしていくので、ごく短い期間で済んでいる。


今は、てんかんの服薬と気持ちを安定させる漢方の最小限の処方に落ち着いている。

並行して心理相談を月に一回入れており、様々起こる四女の特性からくる行動課題は、家庭で抱える事なくたくさんの大人との関わりの中で四女も理解しながら進める事ができる様になった。


高等部二年生になり、進路先として福祉事業所の見学などにも行くようになり、随分地に足をつけて歩ける様になった四女。


心理士さんとの関係性も築けたところで、三女への想いや当時の振り返りもできる様になってきた。


事後、何が起こったのか分からなかった事。

三女が亡くなったという事を信じたくなかった事。

後から後から、なぜ助けられなかったのかと自分も家族も許せなくなった事。

だんだんと、三女は亡くなったけれど、自分のそばに居て勇気をくれている様な気持ちになっている事。


ボソボソと、振り返りながら心理士さんの前で話をしてくれた。


中には、家族が伝えている事も混同して含まれる内容もあるとは思うけれど、その中には私が全く知らなかった事もあった。


「三女ちゃん、心理士さんのところにお話に行くのが嫌だと言って、行く前には辛そうだった。」


これは、私からも四女に話していないことで、四女が三女から聞いた話なのだろう。


亡くなる半年前に受けた被害について、警察の少年相談センター内のカウンセリングに通っていた三女。  


母娘別々に受けていたから、内容は全く聞かされていなかった。


私と話していても、明らかに三女の心理士さんはまだ経験が浅くて、首を傾げる様な瞬間が時々あったけれど、悪気がある訳でもないからと継続していた。

しかし、のちに三女が話していた内容を情報開示して、心から後悔した。


1番辛かった内容を追体験させてしまっていたから。


私には、何も言わなかった三女。

私もデリケートな内容だけに聞けなかった。聞かなかった。


四女には内容は伏せながらも「辛いんだ」と話していたなんて。


涙が止まらなかった。

申し訳なくて。申し訳なくて。


三女にも、四女にも、私は辛い思いをさせてしまっていたんだと、また重い蓋が開いて新たな自責が生まれた。


でも、きっと三女は今やっと、それを私に打ち明けられる様になったのかもしれない。

やっと、四女に言語化させてあげて、四女の苦しみも解放してあげる準備ができたのかもしれない。


そう思い直して考えたら、三女がやっと打ち明けてくれた様な気がして、親として辛さを受け止めてやれる事がまだあるんだと思えてきた。


そして、事後すぐの次女の入院、四女の入院、私自身の療養休暇、そして今、やっと長女の療養休暇と、ちゃんと家族の時期をずらしてグリーフケアできる様に仕組んでくれている、三女の家族に対する深い深い愛情を感じた。


四女とカウンセリングを重ねてくれている心理士さんは、とても信頼できる。


四女の特性もしっかり掴んでくれた上で、本人との対話や聞き取った内容をフィードバックしてくれ、今後の対策を一緒に考えてくれる。


三女。

あなたが会わせてくれているんだね。


ママ、あなたの生前の辛さをちゃんと受け止めたからね。

壊れやしないよ。踏ん張れるよ。


たくさんの方々との出会いを通して、温かい交流を通して、あなたが溢れんばかりのお空からの愛をくれているから。


先月末の大忙しさは、ママを落ち込ませないためだったのかな。全ての流れにびっくりしているよ。

さすがだね👍


そんな想いをいっぱいに抱えながら、あなたの日の今日は1人高尾山に行ったよ。


「ちょいと午後からトレーニングしてくるかー。」

って、高尾山行くなんて考えられなかったよね。


稲荷山から登って、スミレ鑑賞しながら6号路で下りて。。

温泉入って♨️晩御飯までには帰って。


体力ついたよね〜❗️

(ホルモン療法の効果もあり)


これからも、美しいものを、心震えるものを、体が喜ぶことを、美味しいと感じることを、一緒に共有していこうね。


ありがとう😊

愛してる💕