銀の月 | 銀の月 言の葉の夢

銀の月 言の葉の夢

♫♦*゚¨゚・*:..。溢れる思いを☆.。.:*言の葉に乗せて・°☆.。.:*

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蒼く 澄み渡る 冷たい空の


この 凛とした空気を


事もなげに 切り裂く

ナイフの切っ先のように


銀の月が 私を見下ろす




日常の名残りをかすかに浮かべ


闇に向かう空色の濃紺の調べ



私は今、どこにいるのだろう…


手放した温もりさえ思い出せず


朧げな輪郭をそっと撫ぜ


淋しさよりも空虚に寄り添い


眠るしかないのなら


いっそこのまま 


銀の月の切っ先に


貫かれてしまおうか…