成田悠輔氏は、特に、このシリーズで
ひどく気怠るげで、言葉少なですが、
決めるところは決めます。
…のですが、
終了の声を聴くと、
すぐにZoomを切ってしまい、
モニターは表題を残して真っ暗で、
残りの出演者が取り残されているのが
どことなく可笑しい。
28土 ReHacQ辞世③(録画)
29日 サンジャポ 生配信出演
(“成田悠輔と考える”
↑これは新聞掲載あり、珍しい。)
TVはYouTubeでは、
配慮のかけ方も違うのかもしれない、
一般向けですし、きちんと笑顔です。
ともあれ、辞世 “今川氏真”
高橋Pは、文学歴史に造詣が深く、
成田さんも関心はあるのでしょうが、
私も少し興味あり、
戦国武将の人物群像の中で、
氏真は比較的人気のないキャラクターです。
なんと言っても、
武士道文化がはばをきかせがちの日本では、
清廉潔白、尚武の気候風土の中での、
京風のなよなよした文化人的イメージは、
戦国人として、肯定的な印象ではありません。
ほとんどの作品で、氏真は
そういう描かれ方をしていたと思うのですが、
私自身も、そういう風潮、偏見の中にいて、
きちんと物を見たり考えたりしない、
そういう安易さに染まっているのを自覚します。
しかし、大勢に迎合するのは簡単でも
真実は、たぶん、ひょっとすると、
別のところにもあるのかもしれない、
そういう可能性を
捨てるべきではないと気づきます。
常に大枠の構造を踏まえつつ、
“ 素敵な常識人 ” としての優しさと
思いがけない視点と、意外さを指摘してくる
成田悠輔、…という想定外の人を考える時に、
目の前に見えてくる、
視界、世界の広さを思うのは悪くありません。
…と言うことで、今回は
反省と自戒の意味もこめて、
長い間、ほったらかしていた、
アルベール・カミュ「異邦人」を読んでみようと
仏語の練習も兼ねて、思い立っています。
L’Etranger …
原文の構造は、
そんなに難しいわけではない..
でも、多分、私の包摂する世界が、
追いつかなかったせいで
読み終えていなかったのが...
思いがけず、
ずっしり、胸に応えるのを感じています。
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