どれくらいの金額をどこに投入するか。
親におんぶに抱っこなら親が反対するまで色々やってみればいいのだが自腹だとなかなか難しい。

地方民だと都会に講習に行くだけで2〜3講座授業料その他滞在費等で10万は軽く超える。
夏季冬季で20万。

駿台や河合塾の有名講師と言えども短期の授業でそこまでして得るものがあるのか甚だ疑問。
万が一ハズレを引いた日には目も当てられない。

もちろん受けてみたい講師はいるが彼らが私が唸るほどの、類を見ない授業をしてくれるかは分からない。

物理の苑田は周囲の評判はすごく良かったが友人の板書、テキストを一通り見る限り既知のものばかりであった。

そりゃあそうだ。
あくまで妥協、ごまかしなしの物理学を教えているに過ぎないのだから。
それがすごく上手いというのは評判を聞けばわかる。けれど得られる情報や視点は大学で扱う物理学を学べば同じものが手に入る。
まあ、大前提として理解力が求められるがその理解力が無いのなら大学に行く意味がないともいえる。

数学についても同様だ。
理論理屈は数学書と格闘していれば自然と身についていく。
数学で解答解説を見て何故そうなるのかが分からないということは私の場合まずない。
講師に求めるのは学参に見られる定石と言われるようなありきたりな解法ではない。
独創的なアイディア、エレガントな解答を沢山教えて欲しい。
その一点に尽きる。
あとの抽象化、応用は自分で研究すればいい。

期待に応えられる人を選別するのが難しい。