本のタイトルです。

テレンス・タオが著者です。
長い間の整数論の難問(素数の集合の中には任意の長さの等差数列が存在すること)を解決し、その成果によりフィールズ賞を受賞した。他に掛谷予想への貢献。KdV方程式が大域解を持つことを示した。表現論とシンプレクティック幾何学に組合せ論的手法を持ち込みエルミート計量に関するHorn予想を解決(Allen Knutsonとの共同研究)。2012年、弱いゴールドバッハ予想にも貢献した。

超簡単に説明すればテレンス・タオはこんな風に考えて解いてますよーって本。
15歳当時までの設問に対する考え方をまとめたものです。非常に論理的で知識量がハンパないです。15歳でこれか…。となります。笑
さすが30代で教授になるわけです。
解き方の総論は参考になるし。整数論はエレガントだし、代数もスマート。ユークリッド幾何は地に足つけてジックリとそれでいて熟練の技術みたいなものが垣間見れ、解析幾何では抽象数学に対する筆者の興奮が受け取れます。
同じ満点でも汚い満点と綺麗な満点があるなーとしみじみ感じさせられました。
入試でも芸術点付けたらいいんじゃね?と思うくらいです。問題集見てても解答に色がでますよね。大数なんかはシンプルでサッパリした答案かくし、出来るだけスマートに解こうとしますよね。新数学なんかは古臭い問題が多い気がしますが。同じ問題を解いても私と数学科の友ではやっぱり雲泥の差ですからね。


まぁ、受験に直接は必要ないですが数学に余裕のある人は見る価値はあります。
解法の突破口とか、入試数学の掌握が終わったら読んだらいいかもです。
文系は文転でもない限り無縁かな。
文転はまぁ、数学出来てないとお話にならないですからね。北大とか受ける奴でも文系なら河合塾の模試で満点とっちゃうし。

昨日、大型書店で本を物色してたら本を検索する用のデスクでノートにカリカリ書いてるやつがいてしばらくの間観察してたらどうやら参考書を買わずに本屋で勉強を済ましているキチガイ高校生の様です。キチガイとその友人の会話に聞き耳立ててると…。
今まで参考書を買ったことがない。
家で勉強したことがない。
毎日、放課後本屋で勉強してる。
でも、学年1位。ちなみに地元のトップ校です。
らしいです。ヒェーッて感じでした。笑
まぁ、参考書以外は私も本屋で立ち読みで二、三周しちゃった本がたくさんあるので人のこと言えませんが。本屋で立ち読みって予想以上に捗る上に頭にすごく入るんですよ。5時間もあれば500ページの本を四、五冊目読み終わりますからね。小説ならもっと多い。

勝負哲学
資本主義が嫌いな人のための経済学
脱常識の社会学
その科学が成功を決める
鎖国と開国
ナボコフのロシア文学講義
ナボコフの文学講義
美学への招待
新物理の散歩道
図書館に訊け
本を読む本
哲学の道具箱
知的複眼思考
数学的経験
数学とは何か
りゅうおうのおしごと!
三月のライオン
五等分の花嫁
ホーンテッドキャンパス
櫻子さんの足下には死体が埋まっている
以上を昨日は買っていま、3/4消化したところです。寝てないのですが今寝ると昼夜逆転するので頑張ります。