のぞみコミセン歌声喫茶(1月28日)

 

 

昨日の「のぞみコミセン歌声喫茶」は大変だったんです

 

若者スタッフ(ギタリスト)がインフルエンザで欠席

看板娘(カホン担当)がお母さんの介護で欠席

ベーシストが雪かきの際ぎっくり腰で欠席

もう一人のギタリストのKさんは前日退院したばかり

そして私はオーチューバー(酸素ボンベ付)

まともに動けるのは三人

機材の搬入、セッティングが大変

 

心強い助っ人

実は前回終了時に、お客さんに助っ人をお願いしていたのです

私どもが会場に到着する時刻(開会の45分前)を伝え

早めに来場できる方に搬入の手伝いを呼び掛けていたのです

 

そして当日

会館入り口には、誰も居ません

そう上手くはいかないかと思ったその時

会館の中から一人の女性が現れて

「お手伝いします」とおっしゃってくれたのです

さらに、コミセンのスタッフ(若い男性)さんも

手伝いに来てくださいました

我々スタッフを含めて5名となり

機材の搬入もスムーズに行うことが出来ました

 

退院したばかりなのに

会場に入ると何と昨日退院したばかりのKさんがいるではありませんか

脳梗塞で、左半身に麻痺が残ってるのに…

歩くのはたどたどしいですが、会話はほとんど問題ありません

まだ左手に力が入らないとのこと

「リハビリのために参加させてもらいます」と…

機材のセッティングも手伝ってくださいましたよ

オーチューバーの私より、はるかに戦力になっていました

「もしよかったらタンブリンを叩きませんか」と声をかけたところ

「いや、カホンを叩かせてもらいます」というのです

カホン担当の看板娘が欠席だったので、お願いすることにしました

以前も、カホンを叩いたことがある方でしたが

両手で、しっかりとリズムを刻んでくれました

びっくりですね

入院中に、山椒魚に復帰することを目標に

厳しいリハビリに耐えてきたのだそうです

頭が下がります

 

スタートして、1曲歌い終わったところで、会場の皆さんに

本人から直接ご挨拶をしてもらうことにしました

その姿は、皆さんに、勇気をあたえたのではないかと思います

 

左が、カホンを叩くKさん

 

 

久しぶりに「幸せなら…」

今回有料入場者は25名

現在定員30名ですが、4月からは40名にしようと思っています

徐々に、コロナ前の賑わいに戻ってきています

前回歌えなかった曲(3曲)をスタート前に練習曲として歌います

そしていつも通り、リクエスト曲を歌っていきます

今回は久しぶりに「幸せなら…」(山椒魚バージョン)を歌いました

 

 

「手を叩こう」「足ならそう」の次は

「肩ももう」「投げキッス」「はいポーズ」

今回も「しこ踏もう」はやめました

 

終了後たくさんの方がお手伝いを

「終わった後も手伝ってもらえたらありがたいです」とつぶやいたら

本当にたくさんの方が手伝ってくださいました

「何をしたらいいの?」

「これ、どこにしまうの?」

「何回もやってれば、そのうち分かってくるよね」

これからもやる気満々です
 

コミセンのスタッフさん曰く

「以前から、何かお手伝い出来ないかと思っていたようですよ」

「皆さん、お手伝い出来て喜んでいるんじゃないかな」

 

本当にありがたいことです 感謝・感謝!

 

 

どんどん進化する山椒魚

最初は、全部、二人(私たち夫婦)でやってきました

本店(我が家の茶の間での歌声喫茶)の準備も後片付けも

福祉施設や町内会への出前も二人で

 

やがて、「出前うたごえ」に応援参加してくださる方が現れ

そのうちに、私の肺気腫が進んで、機材の運搬が困難になると

機材の搬出入もお手伝いをしてくれるようになりました

伴奏に参加してくださる方も増えて

常任スタッフ体制ができました

 

大きな出前・イベントには、応援参加者が増え

その都度「チーム山椒魚」が結成されるようになりました

 

そして、今回のように常任スタッフ体制がピンチになると

今度は、一般参加者が手伝ってくださるようになりました

ピンチのたびに、新たなシステムに進化し

 

山椒魚を継続させてきました

さらなるピンチに襲われたとき

どう進化するか楽しみでもあります

 

 

おあとがよろしいようで…