Vol.1宴車パフォーマンス動画と制作秘話♪ | UTAGENOM

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〜夜のアートサロン

こんにちは。オーガナイザーの宴車です。
Vol.1での私のテーマはムンクの”叫び”でした。
※ムンク展が同じ頃あっていたけれど私のリリースの方が先です。(←負けず嫌い笑



制作秘話など書いてみます。

叫びで演目を作ろうと決めて、まずはこの絵画についてお勉強すると、なんとも不思議な絵だということが判明しました。
幼少期家族をなくし不幸だったムンクが、精神を病んでしまい孤独に叫んでいる… ではなく、亡くしたは亡くしたのですが、叫んでるのはノルウェーの土地で、散歩をしている時に突如叫び出した土地の声があまりにうるさく、耳を塞いでるのがムンク、ということでした( ̄∇ ̄)(実話)。
そのなんともユーモラスな発想に触発され、自分の演目も無意味に叫んでいるものではなく少しひねりを入れようと考えました。
まず、叫び出したのは誰か。
描かれている本人ではない。では誰の叫びか。そこを考えに考え、
画家が、もし自分の絵の登場人物が飛び出してきたら叫び出すのではないか?とまず考えました。

今回の演目で本物の画家であるMichel odomに画家役で参加してもらいましたので、2人でリハーサルをしながら、私が絵を突き破って出てきて殴り倒すシーンをやってみました。
演技なんてやったことのない彼、2人だけのリハなのにガチガチで、動きもぎこちない。

「もっと怖がって!描いた絵が出てきて殴ってくるんだよ、怖いでしょ!?」
という言葉に、michelが、う〜ん、なんか違う、、と。
本気で出てきたとしたら僕は笑うよ、面白いじゃん!と。(←日本語ぺらぺらです笑)
確かに、面白いし、嬉しいかも?孤独なら孤独なだけ自分の絵とお話できるもんね。笑
いやいや、それじゃぁ叫びにならん。。

だとしたら、もし絵の人物が出てきて、結果的に自分が逆に絵の中に閉じ込められたとしたら…
叫びますね。笑
というシナリオでMichelも納得、演目のストーリーが決まりました。

そして振り付けを開始、絵の中の人物のうねるようなぐにゃぐにゃの雰囲気を感じられる振りを意識して約2週間を要して作りました。
ということで出来上がったのがこちらです。
※約6分のものを短く編集してあります。
全編ご希望の方はDVDご購入下さい。販売はこちら




イベントの前半をペイント時間に使い、ペイントの上に衣装をまとい踊っています。
額の部分は手作り。ダンボール製。笑
この空気は2度と味わえない。美味な時間でした。
関わってくれたお二人、ありがとうございました☆

Direction,Bodypaint,performance: 宴車
Bodypaint support: 文乃
画家役: Michel odom