これは、ユースに来ていた男子高校生の言葉です。

 

床に溢した水などで滑らないよう、一時的に古新聞紙をひいておくことがあります。

その上を歩いてくださいと言った時に返された言葉だそうです。

 

文字、言葉を大切にする気持ち、ひいてはそれを書いた人への敬意に感銘を受けました。

 

わたしも新聞や本などは踏まないように気をつけますが、処分する古新聞にまでは配慮しませんでした。

でも、古くなったのは紙だけで、書かれている文章の価値は変わりませんよね。

それを足で踏むことを考えさせられました。

 

ふと、新聞を踏むというようなことが、現代のネット社会においてもある気がしました。

書き込まれたいろんな意見に、罵詈雑言で返したり、くだらないと批判することが、文や書いた人を踏みつけていることにならないでしょうか。

たとえ賛同できない意見でも、それだけは避けようと思います。

 

新聞を踏まない…文章を大切にする…人の考えを尊重するとつながりました。

このことを教えてくれた男の子に会って、話がしたかったです。

せめて「ありがとう」と言いたかった。

 

さわやかにしてくれたユースでのひとこまでした。