「心をこぼさないように 舞う」

これは「詩舞」という舞台の舞踏家である、見城星梅月さんの心構えです。

 

心を「込める」ではなくて、「こぼさない」という表現に、その作品を託された者としての自負、作者への敬意を感じます。

その作品の持つ心をこぼさないように、丁寧に舞っている美しい姿が思い浮かびました。

 

この姿勢はあらゆる表現者に通じるものかもしれません。

例えばピアノやバイオリンも、その楽曲の持つ心をまず知り、その上に自分の心を重ねて弾きたいと思いました。

 

わたしは書き手として、感動した人の言葉を引用して伝えることをしていますが、それを言った人の本当の意図、心をこぼしていないかと考えさせられました。

その言葉の語られた背景や文脈なども知って、伝えたいです。

 

演奏や書き物をするとき「心をこぼさない」という心構えで、丁寧に向かい合いたいと思いました。

 

いつもの庭園では、桜紅葉の間から、木もれ陽が「こぼれて」いました。

自然はこぼし方も素敵です。