草原に寝転んで、空を見上げたことはありますか?

 

寝転べる草原もない都会で、変わっていく彼への想いを歌った『木綿のハンカチーフ』

おしゃれなスーツ姿の写真を送ってきた彼に「いいえ 草に寝転ぶあなたが好きだったの」という彼女がいじらしい。

 

移ろいやすい人の心にまつわる小さな物語を、高い空は見守り、応援してくれているように思います。

 

「夏の雲」

さっき生まれた雲たちが 次々 姿を変えていく

この丘に寝転んで 唇かんで空見上げている

君に笑ってほしいから

 

今 あのちぎれ雲は ふるさとに咲く花になる

それから迎えに駆けてくる 真っ白な子犬になった

そして いちばん見たいと願う

あの人の笑顔に変わる

 

もうすぐ君が 涙を拭いて

力いっぱい飛び起きること

信じて 高い 夏の空