やっと時々雨が降り、梅雨らしくなってきました。

でも、ずっと降り続くことはなく、晴れ間に近くを歩くと、雨粒を乗せた芙蓉の花に会いました。

思わず「芙蓉の花が咲きました〜」と歌って、アレ何か違和感がある、と思って立ち止まりました。

そうです、正しくはこうです。

「撫子の花が咲きました〜芙蓉の花は枯れたけど」

これは秋の始まりを歌った『追伸』(グレープ) 季節はもう少し先の歌でした。

 

この芙蓉の花も夏の終わりには枯れるんだと思うと、なんだか淋しくなってしまいますが、綺麗な今を愛でなくてはいけませんね。

 

この歌は珍しく男性の心変わりを季節の移ろいに重ねています。

ま、そんなこともあろうかと思いますが、この最後の方の女心が解せません。

 

彼女は別れを察知して髪を切り、彼のために編んでいたベストをほどき始めるのに「最期のわがままです あなたの 肩幅教えてください」と言うのです。

え〜なぜ⁈   編むの?ほどくの?

この謎がわかる方、教えてください!

 

でももう半世紀も前の歌を知っている人も少ないことでしょうね…

 

ゆっくり散歩すると、季節も、時の流れも立ち止まらないことを感じ、わたしも歩き続けなければ、と思います。

わたしは思い出を大事にする方ですが、振り返ったままではいないように、前向きに生きていきたいです。

 

そんなことを思いながらしばらく見つめていた、雨上がりに輝く芙蓉でした。