今年は高知が全国一の開花となりました。

冬に、ある程度寒い時期があると花芽が眠りから冷める、これを休眠打破というようです。

暖冬と思っていましたが、そういえばぐっと冷え込む時期があったなと思い返しました。

 

暖かいからよく育つというわけではないところが、自然界の面白さですね。

いえ、人間界もそうかな?とふと思いました。

 

よく温室育ちという言葉を聞きますが、周囲に守られてぬくぬくと育つと試練に耐える強さが育たないと。

 

思い出したのがマーガレット リードさんの言葉です。

「一度でも故郷を離れて旅をした者は、自宅の玄関を一歩も出たことのない者より賢い」

 

これは自国以外の文化を知ることの大切さを語ったものですが、居心地の良い温かな家を出て、社会の風にさらされることで、眠っていた強さが目覚めるかもしれません。

社会は厳しいかもしれないけれど、決して「怖い世界」ではなく、素晴らしい人たちもいて、学ぶこともたくさんあります。

親としてはそれを信じて、背中を押してあげたいと思います。

 

さて、桜の歌といえば…たくさんありますね!

フォーク時代のものなら『ささやかなこの人生』(風)

花びらが散った後の桜ですが、よけい胸に沁みます。

ちっぽけな絵はがきに心が動き、街角の歌にふと足を止めたりした頃があった、ささやかな人生が愛おしいですね。

 

              ※写真は一昨日の高知新聞のものです。