Z1 などコーションラベルいろいろ | カワサキZ1 徒然

カワサキZ1 徒然

カワサキZ1オーナーの備忘録です。
ビンテージとして人気のZ1ですが、実は誰でも気軽に長〜く乗れるバイクです。
肩肘張らずとも楽しめる、このバイクの魅力が伝わればと思い、
素人整備やツーリングネタをぼちぼち書き綴っています。

この冬は、コロナの影響や寒気の居座りで、外に出づらい日が続きました。それが要因なのか、以前、ブログで紹介したZ1のフレームネック部分に貼ってある、コーションシール(MDFステッカーと言うらしい)の再生もどきに、相談がチラホラと寄せられました。

怖いし、寒いし、乗れないしで、愛機を眺めてばかりいると、シールが貼ってなかったり、汚かったりするのが気になってくるのでしょうね、自分の様に。

気づけば、北は北海道から南は沖縄まで、シール作成依頼をありがたくいただきまして、ボチボチこさえてはお送りしています。

 

↓これは極初期のZ1のシールです。

神戸のZ1の1号機にも、これに似たシールが貼ってあるはずです。(いや、こちらが偽物ですが・・・)

超プレミアムバイクなので、元のシールを剥がすなんて今じゃ考えられないけど、そうですね〜、25年前なら、フレームの再塗装のために、剥がして捨てていたかもしれないですね。シール部分をマスキングして汚いまま残すって、せっかく再塗装するのに何のこっちゃの世界ですからね、本来は。

そんな方からの依頼でした。

↓少し後ろにズレて、72年の11月頃。

自分のZ1はこのタイプを貼っています。メイドインジャパンの位置が移動してて、全体のバランスはこちらの方がいいかも。数見て面白いのは、製造年月とフレーム番号が、左に寄ったり右に寄ったりとバリエーション豊かなこと。

シールって、ある日突然、剥がしたくなるってことありますよね?角が少し捲れてたりしたら、尚更ウズウズする・・「あー剥がしたい!」そんな感じでやっちゃって、後悔しきりのオーナーさんも多いのではないでしょうか?

↓かなり進んで、74年11月です。

あんまり変わっとらんね。車体に残っている現物資料写真を送ってもらって作ったから、間違い無いと思います、たぶん。

↓さらに新しくなって、75年4月のシールです。

たぶんZ1のはずですが、7万番台になって、フレーム番号が右にズレています。Z1の生産終了まで、こんな感じのパターンのコーションじゃないかと思います。

↓これは同じ75年だけど、11月のシール。

Z900のオーナーからの制作依頼で、フレーム番号の位置が右に寄って6桁になっています。文字の周りの余白がかなり狭くなっていて、そこも似た様に作っています。古い資料によると75年中盤あたりからZ900製造とあるから、そのタイミングでこのタイプのシールに、変わったと思われます。99万台まで製造できるポテンシャル。

↓続いて、76年9月のシールです。

フレ番の頭がKZT00Aになりました。たぶん丸タンク&フロントシングルディスクのZ1000A1の最初の頃だと思います。Z機なのにフレーム番号がリセットされ若返っている。届いた資料に沿って作ったのですがその他、詳細不明。

↓これはKZT00D。Z1Rの1型です。フロントのリムサイズが18インチになています。昔、自分も乗っていたモデルですが、お金があれば、また乗ってみたいですね!

↓最近は1015cc系の依頼が増えていて、明石製やらリンカーン製やら、いろいろあるみたいです。確かA1からA3?まであって、細かな違いがあり、よく分からないので、いただいた資料に沿って作るしかない・・・

↓この辺は、記憶が定かではないけど、MK2じゃなかったかと思う・・・1000ccからフロントタイヤがV規格になってるので、重く速くなったんでしょうね。製造はUSAとなっています。安全性もうるさくなってきた時代でしょうか?文字が少しずつ増えて、細長く小さくなってますね。

そういえば、オーナーから透明の保護シールを、2mmくらいに細くしてほしいとの注文がありました。ZIRやMK2は、ネック部分にハンドルロックがあるので、貼るスペースが限られているとのことです。

それと、

明らかにできの悪い偽物だろう・・・と思われる資料がたまに届きますが、過去の事例を見せて納得してもらって作りますが、「偽物も歴史」「あくまで遊び」」ということで、とりあえずなにか貼っとけば雰囲気でてエエじゃないか、と思うのです・・・

 

↓ついでに。

ブログを見て他のも作れないか、との相談もたまにあります。


これらは、マッハ系の一部です。全く接点のないモデルなので、送ってもらった資料に合わせてこさえるしかないのです。が、年式とかフレ番とかいろいろあるんですかね?まだゆるい時代なのか、文字が少なくていい!

 

資料を頼りに手探りで作っておりますが、とりあえず多くの方に喜んでもらってるので、まとめてみました。

たまにマナーの悪い方もいます。趣味なのでお互い楽しんでいきましょう。