「烙印」パトリシア・コーンウェル | 団塊の疲れない食卓 こんなんたべました

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・・・・☆UTAの食卓からの風景☆・・・・

欠かさず追いかけている、検屍官ケイ・スカーペッタシリーズ、途中から、ちょいとハーレクインロマンス風味も加わって、美男美女がワンサカ登場するようになりました。必ずしもカップルが男女ではないのも随分前から普通の設定になっていました。今回も新しいアイテムが出てきて、あー、こういうのもアメリカではもう普通なんだなと思いました。

今回、下巻中程から謎解きの本番が始まります。それまではなかなか事件が起きずケイを取り巻く人間関係の話です。それと、このすぐ前の事件を知らないとこの事件もなかなかわかりにくい作りになっています。長年にわたるファンには面白いのですが、ここから始める人には大変に不親切です。二冊で2400円の本ですから、これはちょっと無いなあと思いました。
最後、とんでもない真実が明かされて、あー、これはまたここから何か始まるかなあ、とドキドキさせられます。新しいファンを増やすより今掴んでるファンを逃さない作りになっているようです(笑)。
次出たらまた買うなあ、とほほ。