市立美術館も決して大きくはないけれど、とても素敵な佇まいです。
これは中庭。
絵本の原画も凄いけれど、ペン画が凄かった!写実の奥深さを知ったとご本人も書いていらっしゃいますが、ほんと、しっかりしたごまかしのない絵は子供の絵本には必要不可欠の物。たっぷりと林ワールドを楽しんで、長寿蔵でランチの後、売店でお買い物。奈良漬とひやしぼり。
こんとあきの絵本。孫ちゃんに送ります。
「はじめてのおつかい」ファンなら見逃せない「牛乳」。絵本のあの牛乳ですよ!
中身はラスクですが(笑)
絵って、写実に過ぎると不気味に品悪くなるんですよね。紙芝居や芝居の書き割りみたいに。林明子さんの絵は何より品がいい。散らかったキッチン、吹きこぼれるお鍋、泣いている赤ちゃん、乱雑な食卓を描いても、下品にならない。技術に引き摺られない。
生きる技術を身につけることは、決して生きることに精通したわけではない。
テクニックに引き摺らるのは、下品なことなのだ、昼から揚げたての天ぷらでビールを飲みながら、そんなこと考えていました、いましたとも!